世界一周を終えた後の進路

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以前、世界一周するからと言って、わざわざ私に話しを聞きにきた方がいました。先日その方からの旅の報告と質問をいただきましたので、ここで回答したいと思います。

お久しぶりです。

以前、世界一周したお話を聞きたくて、そちらまで押しかけた者です。覚えていらっしゃいますでしょうか…?

一番最近のブログの投稿を読んで、「写真集!? 見てみたい!!」と思い、勢い余ってメールを書いています。実は旅に出てからも、けっこう頻繁にブログを拝見しています。デザインの勉強を始めたお話とか、高校生への旅のアドバイスとか、とても興味深く。

私はもうすぐ日本を出てから1年と9ヶ月になろうとしています。フィリピンの後、東南アジアから始めて、アフリカ、南アメリカを経て、今はヨーロッパ。セルビアの首都ベオグラードに居ます。

実は南米に居た時、エクアドルのキトで盗難に遭い、PCとカメラを失ってしまいました。南米に半年近く居て色々とダレてきて、旅へのモチベーションも低下していた時期だったので、昨年9月にいったん日本に帰国しました。

そこで家庭の事情があり、結局2ヶ月も日本に居たのですが、11月にようやく再出発。シベリア鉄道に乗ってヨーロッパに向かいました。

ヨーロッパにこれほど長くいるつもりも無かったのですが、今ようやく東欧まで来たところです。

当初行く予定だったのにやめた所、興味もなく行くつもりも無かったのに行ってみてすごく気に入った所など、予定外の展開が多いです。それこそが、こういう長期の旅の醍醐味だと思いますが。

予定では旅の最後に中東をガッツリ回るつもりでしたが(そのために東南アジアから中東を飛ばしてアフリカまで飛んだのに)、今の情勢では行けない場所が多いので、せめてトルコ(できればイランも…)を見て、丸2年になる今年の6月には帰国しようかなと考えているところです。

長々と私の状況を書いてしまってすみません…
終わりが見えてくると、帰国後のことも色々と考えざるをえず、そんな中、旅を終えてからもう3年以上経過(ですよね?)しているブログ主さんの状況とか心境とか、今どんな感じなんだろうか、とブログを拝見する度に思いました。

押しかけてお話を聞いた時からきっと変わった部分もあるだろうなぁと。帰国したら、またお話できたらいいなぁと思います。何より本を拝見したいです。

 

久しぶりですね!

もちろん覚えていますとも。

てか、もう1年9ヶ月ですか。
そろそろ日本独特の小ぎれいなファッション性も抜けて、
すっかり旅人らしい風貌に仕上がってきた頃かと思われますが笑、
いずれにしても元気そうで何よりです。

中東は行ってほしい国たくさんありますけどね、今の情勢じゃ無理でしょうね。
中東はもちろん、アフリカのイスラム系国家ですらだいぶ怪しい雲行きですからね。

旅の終わりが近づいてきた時の私の心境と言えば、

「やべ、日本に帰ってからのこと何も考えてねーじゃん俺。」

ですね。笑

あの時は気楽なもんでした。

日本に帰ってきてからの就職活動は結構苦労しましたけど。

私の場合は当時何を思ったか税理士を目指そうと思ってて、
まったくの未経験エリアで応募しまくってたので余計に大変だったんですが、
世界一周で揉まれたこともあってか、わりと精神的には折れなかったですね。笑

その後簿記の資格を取ったりしていたのですが、実際の税理士の人の話聞いたり、経営者から見た税理士の存在についての話聞いたりしてるうちに、

ん?てかこれ、別に自分のやりたい仕事じゃないな…って思い始めて。

現在は地元の小さな会社で、主にWEBとか海外のやり取りを担っています。
年収は前職の半額(!)スタートでしたが、やりがいは前職の2倍スタートですのでトントンです。笑

実際負け惜しみでもなんでもなく、倍の年収で前職に戻れるとしても、戻らないような気がします。大きな会社の良さもありますが、やはり小さな会社の良さもあります。特にやりがいは大きな会社では得られないものがあります。(会社に依るでしょうけど)

そんでいま一番興味があるのが、年齢的にいまさらですがデザインで、
ちょっとそっち方面にも手をつけてみようかなと模索しているところです。

 

まぁ私のような特殊なパターンは除いて、これまで経験のある職種や業種、もしくは高望みしない程度の働き口で探せば、基本的に再就職自体はどうにもなるんじゃないかと思います。

わりと似たような質問はよく受けるので皆さんに言っているのですが、
こういうせっかくの機会ですので、ご自身が今後何をやりたいか、どういう人生を送りたいか、存分に悩みぬいて、もがいてもがいて、もがき苦しむことをおすすめします。

20代後半以降の年齢になってくると、もはや何度もやり直しが利かないことを自覚してくるので「何やるか早く決めないと。」という焦りと、「失敗したくない。次で確実に決めたい。」という怯えが交錯して、

結果的にたいしたアイディアは出ませんし、もがき苦しんだ結果、出てきた案はだいたい間違ってます。

というのも、結局何も無いところから、「決めなきゃ」っていう焦燥感だけでひねり出したものなので、基本的に、自分のやりたいこととは違ってたりすることが多いように思います。全部ではないですけどね。

ただそれでも、この機会に悩みぬくことは重要だと思っています。人生の中で本気で悩みぬくことって、なかなか無いですから。
いろんな選択肢を考えてみて下さい。

実際に考え始めると分かるのですが、

こういう仕事に就くためには、どういうキャリアを積まなきゃいけないとか、どういう資格が必要だとか、そこから逆算すると3年かかるなとか、いくらぐらい費用がかかるなとか、

現実的な問題が出てきて萎えます。笑

それらをきちんと把握した上で、選択することが重要です。
もしプランAで進んでて、途中で「やっぱり違うな」と思うことも珍しくありませんから、プランBのことも考えながら、プランAを進めていくことをおすすめいたします。

 

それから旅を終えてからの私の心境については、3年経っても正直ほとんど変わっておりません。日本での生活を続けていく上での変化はありませんね。

もちろん旅を通して、本当に必要なモノ、本当は必要じゃないモノが何か分かったことと、性格的に少しオープンになれたこと、そして自分の好きな分野に気づけたことは、とても大きな財産でした。

 

世界一周後も「あー旅がしたい!」と言ってる旅ジャンキーの方も多く見かけますが、元来私はそういうタイプではないので、海外旅行に行きたい欲もほぼありません。笑

まぁなるようにしかならないだろうし、なる時は如何ようにも成りえるだろうと思っています。

だけど、ひとつだけ言えるのは、やっぱり仕事ってすごく重要です。
人生の大半の時間を過ごすことになるのですから、
何の面白みもない仕事を選ぶのだけはやめた方が良いと思います。

いや何も、天職なんて見つける必要はありません。
自分にあった「会社」を見つければ良いのです。

 

長旅をしたのであればきっとたくさんの宿に泊まったことと思われますが、あとで思い返した時に、

あー、あの宿良かったなぁ。

って思えるところはどんなところでしょうか。

もちろん立地が良い、日当たりがいい、水周りがキレイ、安いなど、挙げればいろいろありますが、私はその宿にいるメンツで決まると思っています。宿で働く人や泊まっている人たちのことです。

そしてそれと同じことが会社にも言えると思っています。

仕事が楽しいかどうかは、業務内容そのものよりも、そこで働く人たちの組み合わせによる部分がかなり大きいです。

経営者の魅力に引き寄せられて集まっているパターンもあるかと思います。
こればっかりは、面接を受けてみるとか、入社してみないと分からないのですが、

まぁ宿と一緒で、最初から大当たりの宿に泊まることなんて出来ませんから、あまり気負わずお気に入りの場所を見つけていただくのが良いと思います。

気に入ったところが見つかったら、長居すれば良いと思いますよ。

 

それから、本はご興味あれば一冊差し上げます。\(^o^)/

 

あともう少しの期間とは思いますが、引き続き、楽しく安全な旅を!

 

 

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