社会人がウユニ塩湖旅行を個人手配するための説明書-2(出発前準備)

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ウユニ塩湖旅行のTIPS▼
A.  社会人がウユニ塩湖旅行を個人手配するための説明書-1(基礎知識)
B.  ボリビア・ラパス行き航空券の予約方法(アメリカン航空)
C.  ウユニ行き航空券の予約方法(アマゾナス / Amaszonas)
D.  ボリビア・ラパスとウユニのおすすめ宿/ホテル
E.  社会人がウユニ塩湖旅行を個人手配するための説明書-2(出発前準備)←今ココ
F.  ウユニ塩湖旅行に必ずパッキングすべき10の持ち物
G.  社会人がウユニ塩湖旅行を個人手配するための説明書-3(旅行の流れ)

 

「社会人がウユニ塩湖旅行を個人手配するための説明書」、その2です。

今回は、航空券とホテルを予約した後、出発までにやっておくべきことを説明します。

 

1. アメリカ入国時の必須手続き ESTA(エスタ)

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さて、まずさっさと終わらせてしまいたいのがESTAです。いきなりそんな業界用語使われても知らんがなと言いたくなるところですが、ESTA(エスタ)とは、アメリカに入国するために必要な、事前申請手続きのことです。

(一定期間内にアメリカに渡航した経験がある方は、ESTAの再申請は不要の場合あり)

ESTA(エスタ)申請|東京、日本 – 米国大使館

 

噛み砕いて言えば、

米国「911以降まじでテロリスト怖すぎワロタ。今後入国する奴は全員身分証明させるわ。」

ということです。素直に従いましょう。

 

え?私が行きたいのはボリビアであって、アメリカで観光する予定はないのですけど?

と思った方がひょっとするといるかもしれませんが、ボリビアに行くためにはほとんどの場合アメリカを経由するはずですので、もし飛行機がアメリカ経由ならばESTAの申請が必要です。

基本的に国をまたぐ乗り換えの場合は、経由国(この場合はアメリカ)に一度入国する形になります。観光しようがしまいが、たとえ空港内に3時間しか滞在しないとしても、一旦入国することになります。(入国審査を受け、荷物を取り、税関を通って、一度到着ロビーに出ます。)

ちなみにESTAの申請は、急ぎではありません。わりとギリギリ一週間前とかでも申請可能なはずですが、そうかといって申請を忘れたまま渡航すると門前払いを食らいますので、こういうことは早々に済ませておくに限ります。

申請はこちらから。
ESTA|Official ESTA Application Website, U.S. Customs and Border Protection

 

2. 渡航前の予防接種

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日本みたいに安全で清潔な国に住んでいると、さっぱり訳が分からないことだと思いますが、海外の、特に途上国に入る場合は、予防接種が必要な場合があります。南米で有名なのは黄熱病の予防接種で、ブラジルなどは黄熱病の予防接種済証明がないと入国できません。

さて、ボリビアはというと、一部地域においては同様に黄熱病の予防接種が義務付けられていますが、ウユニやラパスは2016年9月11日現在、不要のようです。ただし、黄熱病感染の恐れがある国(主に途上国や、南米の近隣国)を経由しての入国の場合は、接種が必要です。最新情報は各自チェックをお願いします。

ボリビアへの入国にあたって|在ボリビア日本国大使館

 

しかし、絶対必須の予防接種はないとしても、受けておいた方が良い予防接種というものは存在します。ボリビアの場合で言えば、A型肝炎や破傷風などがそれにあたります。

詳しくは、このあたりのリンクを読まれると良いと思います。

FORTH|国・地域別情報|南米地域|ペルー・ボリビア・エクアドル

 

個人的にはA型肝炎の予防接種ぐらいは受けておいた方が安心できると思います。あくまでも保険ですので、何もなければ「要らなかったなー」という後悔だけで済むのですが、何かあった時は取り返しがつかなくなる場合もありますのでご注意を。

一応、予防接種を実施してくれる機関は以下から探せます。

FORTH|予防接種実施機関の探し方 – FORTH|厚生労働省検疫所

 

ですが、普通に、

「A型肝炎 予防接種 東京」
「黄熱病 予防接種 長野」
「海外 予防接種 名古屋」

などと、自分の住んでいる地域名を入れてネットで検索する方がいろいろ出てきますので比較検討はしやすいかと思います。

それから注意点としては、予防接種は、渡航の何ヶ月前に受けなければならない(効果が発揮されない)ものや、2回以上打たないといけないものなど、いろいろあり、出発前にドタバタ駆け込んでも、実際に予防接種ができない(やっても意味がない)場合がありますので、早めに、できれば3ヶ月前を目安に受けにいきましょう。

 

3. 高山病対策を考える

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高山病とは、そもそもどんな病気かと言いますと、
普段私たちが暮らしているような、低地(海抜0メートル)から、高地に移動した際に起こる、酸欠状態のことを指します。あくまでも最悪のケースですが、死に至ることもあります。

高地は、酸素が薄いということは誰でも知っていると思いますが、高地にいったからといって即酸欠になるわけではありません。

それこそボリビアなんて3000メートル級の高地ですが、人々は普通に暮らしています。しかし、低地(酸素が潤沢にある場所)に住んでいる人が、高地(酸素が薄い場所)で過ごすためには「身体を慣らす」必要があります。

この身体を慣らす作業は、通常、たとえばゆっくりと歩いて移動、もしくは休み休みバスで移動して、徐々に高度を上げていけば良いのですが、日本からボリビアで飛行機で向かった場合、平たくいえば、0メートルから3000メートルまで一気にワープしたような状態になりますので、当然ながら身体はその変化についていけません。

ですから、段階的な慣らしや、日数が必要になるのです。

 

さて、短期旅行者がボリビアに行く場合、残念ながらその慣らし期間というものはほとんどありません。

よく見かけるのは、日本からボリビアの首都ラパスまで飛行機で行き、ラパスで一泊し、翌日ウユニにバスで向かうという方法ですが、これはあまり意味がないと思います。

まずラパスの標高は3,593mです。対してウユニの標高は約3,700mとほとんど差がありません。通常、高山病を避けるためには、0m→1000m→2000m→3000m→3700mと段階的に慣らしていくから意味があるのであって、0m→3593m→3700mでは、ほとんど”ひとっ飛び”です。

またバスで移動するのが良いのは、あくまでも0m→1000m→2000m→3000m→3700mという風に段階的に高度を上げていく際、移動速度がゆっくりな方(高度を上げるペースが遅い方)が、身体に負荷がかかりにくいためです。

たとえば、1000m→2000mへの移動も、飛行機で1時間でつくのと、バスで12時間かかるのでは、慣らしの負荷が異なります。バスの場合は1mずつ(1cmずつ?)上がっていくわけですから身体も1mずつ慣れていけば良いことになります。

ですが、ラパス(3,593m)とウユニ(3,700m)の高度の違いは、バスでわざわざ時間をかけて移動するほど、意味のあるものではないと思います。むしろ、土地勘の無いラパスで一泊して、また次の日移動、しかも座りっぱなしのバスでわざわざ疲れるようなことをするよりも、ラパスに着いて、すぐ同日の便でウユニに飛び(45分)、ウユニの宿でゆっくり一日静養した方がよほど身体には優しいはずです。

 

高山病は、かかやすい人とかかりにくい人がいると思いますが、それ以外の要因として、かかりやすい状態とかかりにくい状態というのが存在するはずです。これは高山病に限らず、すべての病気に当てはまることだと思いますが、きちんと栄養を取り、十分な水分と十分な睡眠をとっていれば、少なからず「かかりにくい状態」にはなるだろうと私は思っています。

ですからまずは、しっかり食べる。食べ過ぎたり、空腹を我慢しすぎたりもせず、お菓子だけで一食済ませたりもしない。適度に食べる。そして水はなるべく摂る。かといって、飲みすぎて気持ち悪くなるようなことにはならないように、適度に飲む。1時間おきなど、少量ずつ飲むのが良いと思います。

それから睡眠をしっかりとる。飛行機の中ではなかなか、リラックスした体勢で寝られないと思いますが、アイマスク、耳栓、ネックピローなどを使って、極力寝られそうな時は寝るようにすると良いです。また同じ体勢が続きますので、時々は、足を伸ばしてストレッチをしたり、意識的に血行をよくするような動きを入れるとエコノミー症候群の予防にもなり良いです。

それから、日本から出発する前日にもしっかり寝ておくことをおすすめします。「明日はずっと飛行機で寝れるから」などと言って夜更かしするのは、私には、高山病になる準備をしているようにしか思えません。

 

さて、ここまでがごく基本的な知識として知っていただきたいことです。

その上で、さらに高山病に対して取れる対策があります。それは予防薬です。

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予防薬は、リスクを緩和したり、確率を下げるものであって、薬を飲んでおけば高山病が発生しないというわけではありませんが、やはり精神衛生的にも、予防薬があると少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。

高山病の予防薬は「ダイアモックス」といって、通常錠剤で処方されます。

ただし、普通の病院では処方してもらえませんので、事前に処方してくれる病院を探しておく必要があります。海外旅行向けの予防接種を実施してくれるようなところであれば、高山病の予防薬も処方してくれるところも多いと思いますが、事前に確認しておくことをおすすめいたします。

例によって、

「ダイアモックス 東京」
「ダイアモックス 静岡」

などと、住んでいる場所をキーワードに入れて、ネット検索をかけると、いくつか出てきますので比較検討していただければと思います。まぁどこもそんなに変わりません。

 

予防薬以外に、気休め程度のグッズになりますが、「食べる酸素」「飲む酸素」というものがありますので、心配な方は一応買っておくと良いかもしれません。一時的な酸素補給にはなると思いますが、毎秒の酸素摂取量を底上げするものではありませんので過度な期待は禁物です。

 

そんなことよりは、意識的に深呼吸することを覚えた方が良いと思います。高地に行くと、酸素が薄いのはすぐに実感できます(呼吸に違和感があります)ので、そういう時はなるべく深呼吸を何度か繰り返して、沢山の空気(酸素)を肺に入れるようにすると良いです。原始的な対処法ですが、もっとも効果はあると思います。

私も現地で少し息苦しいと感じた時は、深呼吸をするように心がけていました。

 

 

4. 海外旅行保険をかけておく

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海外旅行に行く時は、基本的に保険は掛けておくに越したことはありません。ちょっと荷物を置き引きされるぐらいなら大したことではありませんが、交通事故にあったり、病気になったりすることを考えれば、絶対に保険には入っておくべきだと考えます。逆にいえば、そこをケチる理由が全く見当たりません。

海外旅行保険は、出発直前の空港でも加入できたりしますが、判断力の低い、ドタバタ気味の出発前にわざわざ余計な出費をする必要もないので、インターネットで必要十分の保険に入っておきましょう。

個人的なおすすめは、新・海外旅行保険【off!(オフ)】です。

インターネットでの入力のみで手続きが完了しますので、余計な人件費などがかかっていない分格安ですし、保障内容もまずまず充実しています。

保険は、入っていないのは絶対まずいですが、かといってこだわりすぎてもキリがないので、ある程度の内容で十分です。この新・海外旅行保険offは、保障内容を3つのパターンの中から選べるようになっているのですが、正直どれでも良いです。一番安いやつでも最低限必要な保障内容にはなっているので、あとはお好みで。

もちろん、ご自身で見つけた他の保険会社で良いと思うものがあれば、そちらでも!

 

 

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