海外旅行は本当に危険か?トラブルを防ぐための10ヶ条

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まず大前提として、自分がこれから行く国の情勢ぐらいは知っておくべき。
外務省の海外安全情報ぐらいはチェックしましょうね。
http://www.anzen.mofa.go.jp/

単純に「見てみたい」とか「行きたい」という好奇心は良いことだけど、
それと引き換えに払うリスクがどの程度あるのかを、必ず把握すべきです。

万が一にも、死んだら元も子もないですから。

みんなが思ってるほど、海外は危険じゃないですし、
みんなが思っている以上に危険な場所もあります。

ただし、自分の心構えひとつで防げる部分は多々ありますので、

とりあえず運が良かったってのもかなりあるとは思いますが、
旅の間、私なりに気をつけていた10のこと、書いてみます。

1.筋肉をつける

あのですね、案外意識してないでしょうけど、特に男っていう生き物は、
見た目の強さによって、相手への対応を変えたりすることがあるんです。

ものすごく分かりやすく言わせてもらえれば、

「こいつとケンカして勝てそうかどうか」

そういう基準で、人を下に見たり、上に見たりする傾向があります。全員じゃないですよ。

例えば、初対面の男が2人いたとして、1人はガリガリのオタク系、
1人はゴリマッチョの体育会系だとしたら、前者に対してタメ口、
でも後者には敬語、みたいな話しかけ方をする人とか多いんですよ。

これはもう多分、人格うんぬんというよりも、
動物的な防衛本能なんじゃないかと思います、ハイ。

なもんで、私が推測する限り、たとえば強盗なんかも、
きっと同じような感覚と持っているだろうと思うわけです。仮定として。

だって、自分が強盗だったら、バックパック担いでヨロヨロしてる人と、
ムキムキでガシガシ歩いてる人がいたら、どっちを狙いますか?
極端な話、2mぐらいのガチムチの黒人とか狙わないでしょ、絶対。

ある程度身長も関係しますけど、筋肉をつけて、少しでも見た目の印象を、
「こいつに抵抗されたら厄介そう」って思われるようにするのもひとつの方法です。
わりと男限定な気がしますけどね、まぁ一応。

私は出発前に、2年間ジムに通ってプロテインばっか飲んでました。
インドで激ヤセしたけど(笑)

2.スリを諦める

まず、スリぐらいで危険とか言ってたら、海外なんて行けないっす。
もうスリは諦めましょうよ。いいじゃないですか、少しぐらいスラれたって。

いやもちろん、何も対策しないって意味じゃなくてね、
財布を後ろのポケットに入れないとか、バッグを開けてすぐの位置に
貴重品を置かないとか、そんな常識的な対策はとった上での話しですよ。

その上で、スリに遭ったら、もうそれは運。
運悪かったってことで、キレイさっぱり忘れようじゃありませんか。
その方が精神衛生上いいでしょ、絶対。

逆に言えば、”「運が悪かった」と諦められる”程度しか
お金や貴重品を持ち歩かないことが重要なんです。

例えばクレジットカードが1枚は財布、1枚は宿のバッグの中にあったとして、
財布は盗られたけど、クレジットカードはもう1枚あるからいーや、って
最悪そうやって諦めをつけるための逃げ道を、予め作っておくことです。

3.持ち物を分散する

意味そのまんま。要するにリスク分散をしましょう、ということです。
自分にとって重要なものに関しては、必ず2ヶ所以上に分散すると吉。

持ち歩くものと置いていくもの、小さいバッグと大きいバッグ、
ジーンズのポケットと上着のポケット、まぁとにかく色々です。
2つ同時に盗られたり紛失したりする可能性が低いところに分けることです。

物で言えば、パスポートとパスポートのコピー(もしくは画像)、現金、
カード類、撮り溜めた写真、ハードディスク、パスワード等の情報など。

4.面倒くさがること=安全性を放棄すること だと理解する

例えばですよ、ドミトリー部屋に置いたバッグだって、
いつ誰に開けられたり、盗まれたりするかも分からないわけです。

本当は、ちょっとトイレに行くのにも、パックセーフ(ワイヤーで
バックパック全体をロックするもの)みたいなもので鍵かけるべき。
だけど、その度、鍵の開け閉めやってたら面倒くさすぎて死にたくなる。

だから結局やらない。実際私は一度もパックセーフは使いませんでした。

でもそうやって面倒くさがって、安全管理を怠るということは、
もし盗られても文句は言えないわけです。分かってて放棄してるんだから。

気楽で快適に過ごしてる事の代償として、盗難のリスクを負っている事は
必ず理解すべきで、それは私もトイレに行く度に自問自答していました。

5.泥棒にとってのハードルを上げる

そうやって自問自答しながら、私は何をやったかというと、

・大きいバッグ(主に衣服が中心)には必ず南京錠をかける。
・小さいバッグ(PC、一眼など貴重品が中心)には南京錠をかけ、ベッドにワイヤーでくくりつける。

これを必ずやってました。どんなに面倒くさくても。

大きいバッグに関しては、最悪 現地で替えを買えばいいや、って感覚で
南京錠1つしかしてませんでしたけど、まぁ十分だと思ってました。

そもそも中に何が入ってるかも分からないのに、60リットルもある
大きくて重たいバッグをかかえて、運び出す人っていますか?

中にはいますよ。でもほとんどの人はやらないでしょ。
そんな、ちょっと誰かに見られたりしたら、「あいつバッグ持って行ってたよ」って
チクられるようなリスキーな行動を取るはずがない。

小さいバッグの方は、まぁそもそもワイヤーを切断するのが面倒だし、
じゃあ代わりにカッターなんかでバッグを切り裂いて、中身抜いて持っていくか
っていうと、そんな面倒くさいことやらないですよ。

わりと時間かかるし。その間に誰かが戻ってきたり、
見られたりするリスクを考えたらトライする価値がないもの。
そんなことするなら、その辺でアホそうな旅行者見つけて騙す方がよっぽど楽です。

あとバックパックカバーをかけておくのって、結構有効ですよ。
そのカバーを外す作業がひとつ増えるから、泥棒的にはより面倒くさくなる。
どんな鍵がかかっているかどうかも見えないから、獲物にするにはリスキーです

6.断る能力を磨く

海外で歩いてると、様々な客引きや勧誘を受けますけども、
そういうのを単に無視するんじゃなくて、一応話を聞くことをおすすめします。

寛大な心で。

色んな人に接することで、まず間違いなく旅が楽しくなるし、
悪そうに見えて本当はめっちゃいい奴が居たりとか、出会いにも恵まれます。

あと、色んな人と話してる内に、人を見る目が養われる(気がする)し、
ある意味で人付き合いが上手くなるというか。しかもその経験は次の国でも活きてきます。

客引きのパターンにも慣れてくると、話しを切り上げるタイミングとか、
どういう言葉で示した方が相手が引き下がりやすいのかとかが分かってきます。
あと意外と正攻法で断り続けるよりも、どうでもいい冗談とかを言ってると、
相手も商売する気が失せるのか、いつの間にか勧誘しなくなってたりします(笑)

イライラしたり、ムカついたり、先入観でしか相手もを見ることが
できない人は、ある意味で才能がないかも。

最初から変に先入観持って、しかめっ面でモゴモゴ断ってても、
かえってしつこく追いまわされたりとか、相手が悪いと恨まれたり、
実際にそういう日本人旅行者がいましたけど、私が傍から見ててもやっぱり
「そりゃそうなるやろ」って思いましたもん。

7.次の目的地にはなるべく午前中に到着する

例えば飛行機のチケットを買うにしても、午前着と午後着の2便あって、
値段がそこまで変わらないなら絶対に午前着を選ぶべきです。

仮にそのせいで、前日の夜に空港に行かなければならないとしても、
それは別に問題ないです。なぜなら出国する時には最低限の土地勘があるからです。

対してこれから入国する国については、最初の1日目というのは
全く土地勘がなく、あまり言葉が分からず、情報が絶対的に不足しがちです。

予めネットで宿を予約しているならばまだ良いですが、
現地に着いてから探す場合なんかは、そりゃあもう大変なんですよ。

旅の中で一番疲れるのって間違いなく、
初めての土地で重い荷物持って宿を捜し求める時だと思います。

夜に着いたら、それこそサイテーで、暗いし、道分からないし、人いないしで、
もうどうにもならないです。あと宿も埋まってる確率高いし。

午前中なら時間に余裕があるから、ちょっと休憩しながらでも全く問題ないし、
人も沢山いるし、宿も大体10時ぐらいにチェックアウトのところが多いから、
ちょうど入れ替わりのタイミングで部屋が空きやすいです。

8.宿選びに妥協をしないこと

可能なら、事前に泥棒宿(盗みが多発する宿)かどうかの情報なんかも
あるといいですけども、まぁ無ければ無いでかまいません。

重要なのは、必ず宿についたら部屋を見せてもらうこと。

・鍵がちゃんとかかるか
・ベッドの状態
・コンセントの数や位置
・シャワーの出(ホットシャワーの有無)
・料金
・従業員の対応

ぐらいは必ずチェックしましょう。
同じ宿の中でも、他の空いてる部屋も見せてもらうと良いです。
時間に余裕があれば即決せずに、「ありがとう、あとで来るかも」って言えばOK。
3~4つぐらいは他の宿も見てから、最終的に判断するのがベターです。

沢山部屋見てると、自分なりに何が重要かがよく分かってきますから、
目を養う意味でも、面倒くさがらずに色々見て周ることをおすすめします。

あと、私の場合は泊まる宿や部屋によって、いつもよりマメにバックパックに
鍵かけたり、ベッドと繋いだりとか、セキュリティ意識を変えてましたね。

9.危険な通りを把握しておく

同じ街の中でも、ここの通りと、あっちから先の地区は危険とか、
そういう細かい区切りがあって、人通りが少ないとか、スラム街だったりとか、
色々理由はあるんだけども、そういう情報は必ず仕入れておくこと。
宿のレセプションの兄ちゃんとかに聞けば普通に教えてくれます。

本人のセキュリティ意識とは別の次元で、
そもそも危険な場所を徘徊してたら、安全もクソもないですから。

10.走る

いざという時は走る。これ意外と有効なんです。

といっても、例えば強盗に遭遇した時に走って逃げろ、という意味ではないです。

人通りの少ない道とか、夜道とか、なんか不穏な空気を感じる場所、
そんな時に走るんです。宿までとか、少し先の大通りまでとか。

何かが起こる前に、先に走る。

例えば強盗が5人ぐらいで待ち伏せしてて、次に来た奴を問答無用で襲う!って
決めてたとしたら、それはもう運が悪いので、諦めてください。どうやっても防げないです。

でも、あわよくば盗れたらラッキーって思ってる人がほとんどなんですよね実際は。

目の前を走り去っていく人がいたとしたら、
脊髄反射的にそれを追いかける人なんているでしょうか?

強盗の立場になって考えてみるならば、

・歩いている人を発見

・どんな人なのかを観察

・あれなら行けそうだなぁ。行こうかな。

・よし行こう。

行動

という見えないステップがあるはずなんですが、
走っている人に対しては、

・走っている人を発見

・何だ?

・あ、行っちゃった。

たぶんこうなると思います。

身なりをじっくり観察できないし、何より判断が追いつかないはずです。

別に猛ダッシュで走る必要はありません。
ジョギングよりちょっと早いぐらいでもいいです。

日常生活の中で、人が走り去っていく光景ってなかなか見ないですから、
実際に遭遇すると、

え?え?

みたいな感覚が先行するんです。

わりと使えますよ。おすすめです。

以上です。

結局のところ、この国はやめとこうとか、ここはタクシーを使おうとか、
そういう自分の中のバランス感覚とか、嗅覚みたいなものって、
非常に重要だと思います。

悲しいかなトラブルに遭う人って結構決まってて、
遭う人は3回も4回も経験があるのに、他の人はなーんにも無かったりします。
もちろん例外はあるだろうけど、何ていうか、この見えないバランス感覚が、
どこか欠如してるんだろうなぁと、勝手に思ったり思わなかったり。

あと、知らない人からもらう食べ物や飲み物は、睡眠薬が入っている場合があるとか、
私日本に住んでました詐欺とか、ケチャップ強盗とか、首絞め強盗とか、
そういうお決まりのパターンぐらいは知識として持っておくこと。

そのリスクを承知の上で、どう判断していくかです。

楽しい旅になりますように。

 

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