最後通牒ゲーム

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面白い実験結果が発表されていたので。

教授が脳内セロトニンの関与解明

要約させてもらうと、

例えば、列に並んでて、誰かが割り込んできた時のように、
不公平によるストレスを感じた時、人がどういう行動を取るのか、
文句を言う人もいれば、何も言わずにイライラしてる人もいる。

それを「最後通牒ゲーム」という経済ゲーム+脳内分子の画像技術を使って実験。

このゲームは「提案者」と「受領者」の2人一組で、富の分配を行う。
用意された1000円について、「提案者」が一方的に分配率を決めることができ、
「受領者」側はそれを承諾するか、拒否にするかの2択となっている。

例えば、「提案者」が900円、「受領者」が100円という取り分を提示された時、
「受領者」は涙をのんで100円を得るか、冗談じゃないと憤って拒否にするか、である。
ちなみに拒否にすると、2人とも取り分はゼロとなる。
このため、「受領者」の拒否という行為は、報復の意図を含むことになる。

で、実験の結果、どういうタイプの人がこの拒否(報復)をしたか。

これまでは、衝動的・敵意の強い性格の人がそういう行動をすると思われていたが、
実際の結果は、正直で他人を信頼しやすい平和的な性格の人が多かった。

実験結果は、そんな感じだ。

うーん、実に興味深い。

だが、なぜなんだろうか。

「正直で他人を信頼しやすい人」をどう定義するかにも依るだろうが、
人に疑いをかけない人というのは、ある意味で、
相手に過度の期待をしている人、と捉えることもできないだろうか。

つまり自分の中に、”一般”とか”常識”の枠組み(幻想)があって、
自分以外の人間も、すっぽりその枠に収まるような言動を取るように、
できていると信じてしまっているとしたら、

その枠をはみ出すような事が起こった時に、
想定と実際のギャップの大きさから、大きな怒りが生まれ、

また正直な性格というのが、不器用さの裏返しであるならば、
その怒りを抑えたり、違うベクトルに向けたりすることができないのかもしれない。

と勝手に推察してみたものの、全くの根拠レス。

常々思うけど、人を許すことができない人は、本当に生きづらい。
何をやってもストレスだらけだと思う。

人を許すためには、まず自分がある程度、”雑”じゃないとダメだと思う。
どこかで、まぁいっか!って思える精神を持ってないと、
自分に対しても他人に対しても息苦しい人になってしまう。

そんな気がする2012年の春。

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