選挙

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選挙デーである。

 

結果はご存知の通り、自民党の圧勝。

まぁ自民党もそのためにこのタイミングで解散したわけだけど、そのまんまでしたね。

 

ところで、今回の投票率は現時点でおおよそ49%。前回は57%ぐらいだったみたいで、投票率は下がっているもよう。戦後最低だとか。

 

よく選挙の時期になると、SNS上でも「みんな選挙に行こう!」とか、「選挙行ってきました!」みたいなコメントを見かけるのだけども、なんつーか私は苦手なんですよね、ああいうの。体育会系っていうか意識高い系っていうか。

 

いや気持ちは分かるし、発言はその人の自由であって、どんどん言ったらいいと思うんだけど、私みたいなタイプには全く効かないというか、むしろ「はぁ…」という感じで。

 

“言えば分かる”って思ってるタイプの人だよなーって感じをすごい受ける。

仕事で言えば、新人に対して「何回も言ってんのに何でできないの?」って言いそうな人だなぁーって。すごい色眼鏡なんだけどね。

 

根本的に「言った」かどうかの問題ではないというか、その「言い方」が違うっていうか。実際、投票率は横ばいにすらなってないわけで。

 

私が今日選挙に行ったかどうか、誰に入れたか、そんなことはいちいち言わない。

その上で、私は投票率を上げたいとは思わない。上がる時が来れば上がる。下がる時は下がる。そういうものだと私は思っている。

(だから、投票率を上げる活動はやめろ、という意味ではありません。)

 

上がるか下がるかは単に個人の啓蒙活動の問題ではない。

「選挙に行こう!」という声が私の周りに溢れ帰り、皆がみな選挙に躍起になることがあるとすれば、それは既にそういう時代なんだと思う。たいていの人間は追い込まれないと行動しない。それは悪口でもなんでもなく、人間(もっと言えば動物)の本質なんだと思う。

 

言いかえれば、今の時代、若者たちはそれほど政治に関心を持たなくても、”それなりに”幸せに暮らせているのかもしれない。

ネット社会になった恩恵で、無料の娯楽がかなり増えたし、企業が国境を超えて競争しなければならなくなった結果、安価で手に入る物も増えた。昔と違って、金!車!女!みたいな世代でもない。

 

だから、国の借金がいくら増えようが、中国船が侵入してこようが、特定秘密保護法が成立しようが、そんなことに興味はないだろうし、平たく言えば、自分の生活や遊びに支障をきたすような問題でも起きなければ、政治のことに関心を向けることはないだろうと思う。

 

第一、いま選挙に行ってる人、選挙に行こうと呼びかけている人の中で、いったいどれほどの人が政治のことを把握しているだろうか。

一日のうち、政治のことに使っている時間はいかばかりだろうか?意識的に政治ニュースを掘り下げて読んだり、国会の中継を見たり、もしくは与党の政策内容をチェックしたりする人がどれほどいるだろうか。

選挙だけ行って満足してないだろうか。

 

ましてや、自分が20歳かそこらの頃を思い返してみて、政治に関心を持ち、投票所に足を運んでいただろうか。

 

私?私が20歳の頃なんて、政治どころではなかった。

DJとバイトと遊びとオ○ニーで忙しかったし、周りにも「選挙行こうぜ!」なんて言う奴はいなかった。そんなもんだと思う。

 

いや、勘違いしないで欲しいが、選挙に行かなくて良いとは言わないし、皆が政治に関心を持って投票率が上がるのであれば、それは素晴らしいと思う。

 

しかし投票率が上がれば自分の望む方向に世の中が変わると思っている人がいるのであれば、それは違う。

 

原発反対という意見が出ても、実際には原発で潤っている人もいる。一方が浮けば、もう一方が沈む。皆が幸せになるということはない。それが世界というものだ。

 

実際に私たちが、こんなぬるい生活をしていられるのは、多くの途上国の犠牲の上に成り立っているのだから。そこには誰も目を向けない。誰もiPhoneのある生活を自ら捨てたりしない。それが世界だ。

 

選挙よりも前に、その現実をまず理解すべきだと思う。

 

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