インドへ

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バンコクからインディアエクスプレスに乗ってコルカタへ。
空港には3時間前に着いたものの、既に遅延が発生していました。

さすがインディアエクスプレス。安いだけのことはある。

まぁそれでも何とかコルカタには着いて、入国審査も済ませ、
さて、荷物をピックアップしようかと思ったら、

ベルトコンベアが急に止まって、荷物が流れてこない。

何かトラブルがあったらしく、
乗客一同、最初は「えぇぇ・・・。」みたいな顔していたのですが、

最終的には、みんな旅慣れているのか、オイコラ!って感じじゃなくて、
はいはいまたですか。みたいな感じで諦め顔に。

そして1時間近く待たされました。

さすがインディアエクスプレス。安いだけのことはある。

結局何だかんだで夜8時ぐらいになってしまったもんで、
私は急いでプリペイドタクシーのカウンターに並びました。

そこで日本人のカップルに

「良かったら一緒に行きませんか?サダルですよね?」

って誘われたのですが、

「いやぁ、サダルには行かないんですよ・・。」

とお断り。

サダルってのは、コルカタにある安宿街の通りの名前。
サダルストリート。

通常、バックパッカーはほぼ全員そこに行くわけですが、
私はとりあえず初日の宿を、別の場所予約してあったので、
泣く泣く1人でタクシーに乗ったわけです。

到着した初日の夜に、宿の心配をしたくなかったってのが大きな理由です
デッカイ荷物転がして、あちこち宿を回るのはマヂで面倒くさいですからね。

そんなわけで、プリペイドタクシーのカウンターで、

私「ガリアハトマーケットの近くまで行きたいんだけど」
スタッフ「260ルピーね」
私「OK。じゃ500から。」

って500ルピー札を出すと、200ルピーしか返ってこない。

私「おつりは240でしょ?」
スタッフ「60くれたら、もう100返すよ。」
私「いやいや、60持ってないから。」
スタッフ「じゃ50ルピー札返すから、10持ってる?」
私「ごめん持ってない」
スタッフ「20は?」
私「ないよ。だって今インドに着いたばっかりなんだから。」

という面倒くさい問答の末に、10ルピー札が4枚返ってきたのでした。

「最初からさっさと出せや!」

―みたいに怒る旅行者がいますよね。

実際、私の前に並んでいた旅行者も、そういう感じで文句言ってましたけど、
私はそうは思いません。

彼は単純に細かいお釣りを切らしたくないだけなのです。
だから細かい金額を払える人には、なるべく払ってもらいたい。
ただそれだけなのだと思います。

まぁ途上国だと、お釣りをごまかして自分のポケットに入れる奴とかも、
そりゃあ沢山いますけどね、

だからといって、インド人=みんな嘘つき、みんな詐欺師。
そんな色眼鏡で見るのは、悲しすぎます。

それでも旅人の多くは言います。

「インド人の言ってることは95%嘘だから」

もうこれは都市伝説の枠を超えて、もはや常識というか、
真実にすら思われているような情報なわけです。

だけど、常識的に考えてそんなわけないです。

95%嘘って、どんな国だよと。

そりゃ、観光名所なんかじゃ、
バカみたいにダマされる日本人が沢山いるわけだから、
そういうカモ相手に、100%嘘ついている人もいるでしょう。

それでも、インド全体から見ればほんの一部です。

人間は本来そんな嘘つきじゃないです。

嘘をつく人というのは、嘘をつかなければならない状況や精神状態、
もしくは、嘘をつきたくなるような環境に居る人です。

それは日本人でも一緒。
普通の人は、好き好んで嘘なんてつきません。

インド人だって、みんな優しくて親切なはずです。

それなのにこちら側から、ドアを閉ざすようなことをするのはどうかと。

インド人が嘘をつくという先入観は、自分が作り出すものです。

他人は自分を写す鏡。

「せっかく旅に出たのだから、心を開いていたい。」

私はそう願う。

埃とクラクションの舞うコルカタの道路にも、
この気持ちが飲み込まれてしまわないように。

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