町を歩いていると、何度もインド人から声をかけられるんですが、
彼らもそんな中の1人。
第一声は、
「私たちの国はどうですか?」
私が「インド、良いと思ってるよ。」と返すと、嬉しそうに笑顔。
聞くと、彼らはチェンナイの大学生。
チェンナイからこの町までは、バスで2~3時間の距離なのに、
実は初めてなんですと、照れくさそうに言う。
日本の印象を聞くと、やっぱり電化製品が有名で、
すごい技術力をもった国というイメージみたいです。
ちなみに旅に出て、外国で目にするカメラは、
はっきり言って、ほぼ全てが日本製です。
100%とは言わないまでも、90%は日本のメーカーです。
これは本当にそう。
この旅に出る前に思っていたことは、
きっと旅から帰ってきた時には、
やっぱり日本は最高。
どの国よりも日本(日本人)がすごい。
と思うだろうと。
もちろんそういう事の優劣は判断できることじゃないかもしれないけども、
だけど、私はきっとそう思う。
もちろん技術的なことだけじゃなく、です。
旅の良いところは、
他の国を知ることで、自分の国の良さを知ること。
他の国の良い部分、悪い部分を知り、
自分の国の良い部分、悪い部分を知ること。
その上で、他の国のことも、自分の国のことも、
受け入れられるようになること。
良い部分、悪い部分を知るということは結局、
良いことだけを選び、悪いことは捨てよ、ということではないと。
そういうことではない、ということを学ぶこと。
受け入れ、許し、許しを得ること。
そして、そこに感謝が生まれること。