田舎道

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何もない田舎道をただ歩く。

ただ目の前にある道を前に進み、

立ち止まって空を見上げ、
掌で太陽を遮りながら道の先に目をやる。

先には特に何も真新しいものは見えない。
ただこの道が続いているだけ。

バッグからペットボトルを取り出して、
生温くなった水を口に入れる。

乾いた体が少しだけ潤ったことを確認して、
蓋を閉める。

それから疲れと共に息を吐き出して、
私はまたこの道を歩き始める。

それはまるで人生のように。

この先には何かがあるのかもしれない。

もしかしたらこのまま何もないのかもしれない。

私はそれを知ることができないし、知ろうとも思わない。

私がこの道を選び、ここまで歩いてきたのだから、

この道が好きなら歩き続け、疲れたなら立ち止まり、

気が変われば別の道を歩くだけ。

好きなように歩けばいい。

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