アフマダバードで厚待遇

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アフマダバードには観光客はほとんど来ない。
だから私が歩くと、皆が振り返る。皆が二度見する。

ホテルに入れば、ホテルのマネージャーはびっくりした顔をする。

そんなに誰も来ないのか…。
恐ろしく外国人が目立つ町、アフマダバード。

そんな町での唯一の見所といえる階段井戸にいったところ、
2人の大学生が話しかけてきたのです。

話しているうちに仲良くなり、
近くに美味しい日本の麺料理があるから食べに行こうと誘われました。

普通に考えて、旅の最中に現地人から食べ物を誘われるというのは、
ちょっとリスキーな瞬間。

インドじゃ睡眠薬強盗なんてのは有名な話だし、
普通はついていかないのがセオリー。

だけど、この子たちがとてもそんなことをするようには見えなかったから、
私はついていくことにしました。

彼らの町まで歩いていくと、
大勢の子供や若者達が興味津々で寄ってきて、
「どこの国から来たの?」と目をキラキラさせて聞いてくるのです。

そうこうしてるとかなり人が増えてきて、だいぶ混雑してきたもんで、
2人の大学生が「あっちに行こう」と言いました。

少し歩いたところで、今度は「アイス食べない?」と言って、
彼らがアイス屋の前で立ち止まったので。

私も暑かったので、「そうだね、食べようかな。」と言うと、
彼らがささっとアイスを注文して、お金を払いました。

「え、いくら?」と聞くと、

「いやいや、いいんだ。」と言って決してお金をもらおうとしない彼ら。

どう考えたって、日本人の方がお金持ってるし、しかも私が年上だし、
この状況で奢ってもらう理由が見当たらない。
だってさっきまで「僕らは貧乏なんだ。」と言ってたし。

だけど彼らは「いいんだ」と言うのです。

「僕たちは友達だ。君に楽しんでもらえればそれだけで幸せなんだ。」

私が日本に帰ったら、こんなに外国人を歓迎してあげられるかなぁ。

てか、まさかインド人に奢ってもらうとは思いませんでした。

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