シナイ山の「戒」

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あのモーセが十戒を授かったというシナイ山。
そんな有難い山へハイキングへ。

正直なところ、いくら恋のダハブって言ったって、
そこにいる女の子が not available では意味がありません。

しかも、私はダイビングのライセンスを取る気もサラサラないので、
そうすると、ダハブじゃ何もやることがないのです。

昼前までぐっすり寝たら、

「今日も暑いなぁ」なんて言いながら、
町をブラついて、売店でコーラを買って飲み、

またちょっと歩いては、今度はカフェで特大アイスを食べ、

海を見ては、すぐに飽き、

宿に帰って、ベッドに横になったら、いつの間にか寝てて、

(。゚ω゚) ハッ!

って起きたら、もう暗くなってて、
当然お腹が空いているので、レストランで夕食を食べ、

てか、このレストランでのコースメニューがめちゃくちゃ安い!
サラダ、メインディッシュ、フルーツ、紅茶、
さらにシーシャ(水たばこ)までついて、300円台で食べられるんだから。

そして、宿帰って寝るっていう。

もうダメ人間極まりない生活しか待ってないわけです、私には。

もうこうなると、自分のことを旅人なんていうのはおこがましいぐらいで、
どっちかっていうとニート。もうニートといっても過言ではない。

いや、過言ではないっていうか、明らかにニート。

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         ,..::::´::::::::::::::::::::: ̄:::::::::::._/
       /:::::::::::::::::| ヽ、:::::;::::::::::::/
       /:::::::::::::::::::::|´|ヽ   |/_:::.::/
  _ .. -─’:::::::::::::::、::|`’   ,   .!::∠
  `” ‐-.._:::::::;-‐、`(●)  (●) |::::`::-、 オッス!オラ、ニート!
 =ニ二::::::::::::::::|6    \___/、| -──` 将来がやべえ状態だってのに
    ‐=.二;;;;;`‐t    \/  ノ       なんだかすっげえワクワクしてきたぞ!

いやまぁ、ワクワクすらしないですけどね。

そんな日々を脱するべく、シナイ山に行こうと決めたわけです。
そろそろ私にも十戒が必要です。

シナイ山へは、ダハブの宿ならどこからでもツアーが出ていて、
朝日を見るツアーと、夕日を見るツアーがあります。

山登るのにもそれなりに時間がかかる(といっても2~3時間)ので、
朝日を見る場合は夜中に登山することになるのですが、
それは何となく嫌だったので、夕日ツアーの方に参加。

で、何時出発かと聞いたら8時だというのです。

いくらなんでも8時は早すぎるでしょ。

何度も確認したのですが、何だかそういうモノらしいので、
翌朝頑張って、7時に起床。

うーん、久々に頑張った気がします。

それから、ワゴン車に拾われてシナイ山まで行き、
修道院的なところもチョロっと観光したのち、

登山開始。

傾斜はゆるいのですが、道はほとんど整備されておらず、
砂利とか小石みたいなものが沢山あって、それなりに疲れます。

ツアーで一緒になったメンバーの中に、
インド人の太っちょカップルがいたので、

この人達登れるのかなぁ・・・って不安に思ってたのですが、

案の定、ラクダに乗って登ってました。
うん、よく己を分かってるよね。

でも逆に、ラクダが心配。

坂道を登っていると、インド人カップルの乗ったラクダが、
ハァハァ言いながら横を通りすぎていくのですが、

頻繁にラクダが崖スレスレのところとか通るもんだから、

もし今このラクダが足踏み外したら、
たぶんラクダもろともお亡くなりになってしまうんだろうな。

そうなったら、ラクダ、かわいそうだな。

・・・

じゃなくて。

まぁ、そんなことを考えつつも、予定通り頂上に到着。
ただいまの時間、13時。

だから、8時出発は早いって言ったのに。。

日没まで5~6時間ぐらいあるのに、こんなところで何をしろと。。

でもですよ、そこはやっぱり私。

実は、どうせ早めに着いちゃうんだろうと、ある程度予想がついていたので、
前日トランプを用意して、バッグにしっかり入れておいたのです。

うん、もうこの辺は流石だよね。

で、鼻歌交じりにバッグを開けてみたんですが、
どうにも見当たらない。

で、よく考えたら、今日の朝、気が変わって、
別のバッグを持ってきてたんでした。

うん、もうこの辺は流石だよね。

もう本格的に何もやることない。

確かに私には十戒が必要だと思うのですが、

こういう戒めは不要です。

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