クロアチアのドヴロブニクに、
なぜバックパッカーが挙って行くかといえば、
まぁもちろん景色がキレイってのもあるんですが、それ以上に、
「魔女の宅急便」の舞台だということがあるんじゃないでしょうか。
だいたい、ドヴロブニクって名前自体、
言いづらいったらありゃしないし、
私もこの名前を噛まずに言えるようになるまで、
ずいぶん時間を要したものです。
そんなトンチンカンな土地に来るのは、やっぱりジブリ効果に他ならない。
だって会う人、会う人、
「いや~、あそこは魔女タクの舞台だからね~。行っとかないとマズイっしょ?」
みたいなことを言うわけですからね。
まぁでもその前にですよ、甚だ疑問なのは、
そもそもここが本当に、「魔女の宅急便」の舞台なのか?ってことです。
実のところ、世界には「ジブリ映画の舞台」と呼ばれている場所がいくつもあって、
そのために、その土地を訪れるバックパッカーも少なくないわけですが、
そもそも、それが本当なのか?っていう核心の部分が、すげー怪しい。
つーか、噂だけ一人歩きしてる感じだけど、
誰か裏取ったの? もちろん宮崎駿先生に。
そんな感じで、むちゃくちゃその辺が曖昧なまま、
もう既にずいぶん多くの日本人が訪れちゃってるわけで、
それで私も気になってたんで、とりあえず、
私のiPodにぶち込まれているウィキペディア先生に聞いてみたんです。
そしたら、何と!
はっきり書いてありましたよ。
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宮崎駿のアニメ映画「紅の豚」の
町並みのモデルのひとつになったことでも知られている。
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ってね。
根本的に、作品間違えてるやん。
スタジオジブリ公式発表
1.ここが、舞台といえるもの
「おもひでぽろぽろ」....山形
「海がきこえる」....高知・吉祥寺など
「紅の豚」....アドリア海とその周辺
「平成狸合戦ぽんぽこ」....多摩ニュータウン
2.大いに参考にした場所
「天空の城ラピュタ」....イギリス・ウェールズ地方
「となりのトトロ」....埼玉県所沢市近郊
「魔女の宅急便」....スウェーデンのストックホルム、バルト海に浮かぶゴトランド島ヴィスビーの町
「耳をすませば」....京王線の聖蹟桜ケ丘駅周辺(東京都多摩市)
「もののけ姫」....屋久島、白神山地
「千と千尋の神隠し」....江戸東京たてもの園、道後温泉、国道20号八王子近辺など
「猫の恩返し」....横浜元町
「ハウルの動く城」....フランス・アルザス地方、中央アジア
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