ここは迷路の街、フェズ。

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というわけで、朝になって神龍が起き、
空気読んで、願い事を叶えてくれたのか、

何と、その女の子と一緒に
旅することになったのです。

どうですか、このマネージメント力。
もう、さすがの一言ですよね。

ただ問題は、私とその子と、あと神龍っていう、
何ていうの、ドリカム編成っていうのかな。

悟空とチチと、あと神龍、みたいな。

そこ、神龍入ってきちゃダメでしょ、っていう。

ていうか、願い事叶ったから、
また世界中に散らばろうよ、みたいなね。

でも、散らばらなかったよね。
見事に散らばらなかった。

微動だにしてないっていうか、むしろ仁王立ちしてた感すらある。

もうヤケクソになって、

ウーロンばりに、「ギャルのパンティおくれ!」

とか言ってやろうかとも思ったんですけど、

それを女の子の目の前で言ったら、
絶対頭おかしいと思われるんで、やめときました。

フェズの街といえば、どの道を進んでも必ず迷子になる、
そう言われるほど複雑怪奇な街の造りなんですが、

もう道がどうこうっていうか、私の心が迷子っていうか。

私の思考回路が、むしろフェズっていうか。

次の願いごとを考えながら、

フェズの街を歩いていた、ある日の午後。

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