世界一周は、何のために行くのか。

目的は人によってそれぞれあると思います。

 

ただ、共通しているのは、

「見たことのない世界を覗いてみたい」

そういう好奇心、知的欲求なのだと思います。

 

いくらGoogleで検索しても、得ることのできない経験が現地にはあります。

 

「この国はこんな感じだろう」と予測を立てることはできたとしても、あなたが家に居る限り、それが本当だと真に実感することなどできません。

 

そしてその実感こそが、私の一番欲しいもの。

 

現地の空港に降り立ち、意味の分からない言葉を話しかけられ、雑踏の中でその土地の匂いを感じる。

汗をかきながら何とか宿を見つけて、疲れを癒し、朝陽をみて元気を取り戻し、当てもなく街を徘徊する。

砂埃にまみれ、屋台の料理に舌鼓を打ち、現地の人に騙されては腹を立て、親切にされては目頭を熱くする。

 

そんなひとつひとつの経験が、これからの人生に最も役立つものだと、私は確信しているから旅に出ます。

 

私にとって世界一周というのは、自分探しではなく、人生勉強であり、つまり自己投資なのです。

 

だから世界を一周したとか、世界遺産を見たとか、それ自体は重要ではなくて、その行動の中で感じたり考えたりすることや、その土地土地での人との触れ合いと喜怒哀楽に価値があるのだと私は思っています。

 

世界一周の旅は、すべての人種、すべての性別、すべての年齢を超えた、至高の出会い系です。

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