出発までいったい私はどこに住むんだ?問題

世界一周の旅に出ると決めた場合に、必ず立ちはだかる大きな問題がある。

それは、

「てか、いま住んでる部屋どうするんだ?」

というものだ。

 

1年以上も旅に出るのだから、住んでいる部屋をそのまま契約し続けるわけにもいかない。もちろん家賃を払い続けてキープすることもできるのだけど、そんなことをする意味などない。

それは私は考えた。

「そもそも、今の部屋の契約更新っていつだっけ?」

調べると、出発まで半年ぐらい前だった。

困る。

 

私はさらに考えた。

「友達の家に居候とかできないかな?」

実は私が一人暮らししている徒歩5分ぐらいのところに友達が住んでいた。

 

そこで私は気づいた。

「いや、まてよ。そういえば最近あいつ婚約したんじゃなかったっけ?」

「なんか嫁さんと住むみたいな話してたような?」

 

 

詰んだ?

 

 

結論を言おう。

現在私は、友達の家に住んでいる。

正確には、友達の家に、友達と、友達の嫁さんと、3人で住んでいる。

彼ら、新婚なのに。

 

 

邪 魔 者 す ぎ る。

 

 

そもそも友達の嫁さんはなぜ許してくれたんだ?

いや、もしくは許しているフリをしてくれているのか?

謎すぎる。

改めて思い返してみても、私だったら断る。

 

 

いずれにせよ私にとっては女神様みたいな人格者だった。

私のような非人格者を救ってくださるのだから。

宗教をやっているのだったらぜひ勧誘してほしい。即日入会する。

聖書が必要であればAmazonのお急ぎ便で注文もする。

高価な壺を36回払いで買う用意もある。

 

ともかく、私は3人同棲という名の居候を始めた。

 

家賃としていくらかの金額は払っているものの、明らかに一人暮らしよりも出費は減った。

残りの期間ラストスパートで貯金に専念できるし、少しだけ残した荷物を保管しておいてもらえるのもめちゃくちゃ助かる。

 

もし旅の資金をせっせと貯めている人がいたら、早いところ1人暮らしを止めた方がいい。

ゲストハウスでも何でもいいので、家賃節約を考えることをおすすめする。間違いなく一番確実に貯まる。

もちろん実家住まいの人は、そのままでOKですよ。実家ほど貯められる場所はたぶん他にないから。

 

荷物に関してはアレコレ持って行かず、ひたすら断捨離。

そもそも仕事辞めて、世界一周に行くという時点で色んなものを捨てているのだから、今さらモノに拘ることもないわけで。

もちろん売ったり、誰かに引き取ってもらったりする方がもちろんベターだとは思うのだけど、1円でも高く売って資金を貯めようとすることよりも、早くそんなちまちましたタスクから解放されたい。

そんなことより、もっと別のこと、これから始まる未来のことに熱量を注いだ方が良いと思ってしまう。

そんな偏った私は、散々捨てまくったり、売りまくったりして、キレイサッパリ片づけすぎてしまった。

 

最低限の洋服と、布団、あと小物が少々。

 

19歳で実家を出てから、既に引越し7回経験。

DJ時代にせっせと買いためた3000枚のレコードも、引越しするたびに売っていき、今じゃ150枚。

何なら肝心のターンテーブルすら粗大ゴミとして出してしまった。

 

さすがにターンテーブルは「何で売らなかったの?」と周りの友達から何度も聞かれた。

私も「何で売らなかったんだろう?」と何度も思った。

でも、私は決して後ろは振り返らないのだ。前だけを向いて生きていくタイプだから。正直後悔している。

 

DJやってた頃といえば、「俺はレコードが無くなったら死んだのと同じ!No Music No Life!」って思ってた。

今思えば、そんなわけない。レコードが無くなったぐらいで死ぬわけない。

今じゃ、No ○○ No Life ってプロフィールに書いている人を基本的に信じてない。

 

音楽は素敵なものだし、人生を彩ってくれる素晴らしいもの。

それはDJやってた自分がよく分かっている。

 

でもそれがなくても、私は生きていける。十分楽しんで。

本当にかけがえの無いものは、もっと別にあるのです。(震え声)

 

ただ、モノを捨てた時に毎回思うのは、自分を縛るものがまたひとつ減ったということ。

モノがあることで、それを使い、散らかし、片づけ、汚し、洗い、愛(め)で、そこにエネルギーと時間を投下している。

それはそれで素晴らしいことだと思う。

だけど、今の自分にもっとやりたいことがある場合、残念ながらそれは行動を遮る足かせとなってしまうことが多々ある。

自分の周りに抱えているものを減らせば減らすほど、その言葉通り、「身軽」になれるはず。

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