イタリアには行きたい場所があったんです。
どこかって聞かれたら、それはポジターノ。
ポジターノってどこかって聞かれたら、
ざっくり言うと、アマルフィ。
そう、あの織田裕二の映画で舞台になった「アマルフィ」。
いや、あの映画が作られる前から行きたかったんですよ、ポジターノ。
でもね、あの映画の効果もあってか、
行った旅人からは、「日本人で溢れてた」って情報を得まして。
何故だか、一気に行く気が萎えまして。
というかそもそも、フィレンツェからだと遠すぎるんですがね。
それで、もうすっかり諦めちゃってたんですが、
地球の歩き方を見てたら、何だか私の目に留まる街があるじゃないですか。
それはちょっとポジターノにも似た、海岸沿いの町、チンクエテッレ。
直訳すると、5つの(チンクエ)村(テッレ)、っていう、
ものすごく、ざっくりした名前なんですが、
そんなことはさておき、ここは期待通りの、ロケーションが最高の町。
町っていうか、まぁ一応、村。
ジェノバに程近いこの場所には、海岸沿いに5つの漁村が並んでいて、
それらの総称がチンクエテッレなんです。
こんな場所が、実はフィレンツェから日帰りで行ける、っていう、
マル得情報をゲットしちゃったからには、もう行くしかない。
それでまぁ片道3時間半かけて、最初の村リオマッジョーレに到着。
もう、いきなりイイ感じ。
そもそも、ロケーションがズルい。
海沿いって、何かフォトジェニックな(画になる)場所が多いよね。
そんなわけで、いきなり1つ目の村から、
思いっきり、レェーイバァーック(by西海岸)しちゃったわけですが、
ここから実は5つ目の村まで、歩いて進むことができるルートがあるんです。
それでも、こりゃあ行くしかないってことで、
まず2つ目の村まで歩いてみたらですね、
「ここから先の道は、本日は終了しました。」
って書いてあったし。
仕方ないんで、あとは電車で行きましたけどね。
途中で雨にも降られましたけどね。
まぁそれでも、チンクエテッレ最高です。
おすすめ。
こんな感じで、おばちゃんの日向ぼっこ大会してたり。
こんな感じで、老夫婦がチルアウトしてたり。
こんな感じで、子供たちがすくすくと育ってたり。
人生に一度はおいでませ。