宿で出会ったフラメンコギタリストが、
神様のように崇拝してやまない天才ギタリスト。
それは、パコデルシア。
フラメンコのメッカ、グラナダにあっても、
地元のバルに来るギタリスト達が、世界一と称してやまない、
生ける伝説。
ファンク界でいえばジェームスブラウン、
ジャズ界でいえば、マイルスデイビス、
ポップ界でいえば、マイケルジャクソン。
そんな、生きてる内に見とけ! 的な、
業界のパイオニアでありスーパースター。
ギターの業界の中でも、フラメンコギターというのは、
最も難しいとされるジャンルのひとつらしく、
その中でも最も素晴らしいとされるアーティストが、パコデルシア。
技術面に加えて、そのオリジナリティで、
スペインのフラメンコギターを牽引し、世界に発信し続けた最重要人物。
そんな、ものすごいアーティストのライヴが、
近々あるという情報を得た私は、一瞬迷ったものの、決断。
やったこともないスペインでの現金振り込みにも挑戦し、
チケットをゲットして、やってきたのは、ここヘレス。
ここがヘ”ル”スだったら、もう馴染みの土地っていうか、
「あ、どうもまた来ました~。」っていうか、
「今日はフリーで。」、みたいな感じなんですが、
ま、そうじゃなくて、ここはヘレス。ヘレスデラフロンテーラ。
有名なシェリー酒の産地。
ヘレスの英語名はシェリーらしいです。
そんなわけで、ライヴの方なんですが、
場所がまた良くて、闘牛場。
洒落てるでしょ?
闘牛場でフラメンコ。
もうパコデルシアのギターもすごいんですが、
競演してた歌い手、踊り手共に、
これまた超一流のアーティストが来ておりまして、
素人の私には、ちょっと豪華すぎた。
いきなり頂点、見ちゃった感じで、申し訳ないながらも、
クソ楽しませてもらいました。
まじでカッケー。
けど、これどうやって伝えたらいいんでしょうね。
参考までにライヴ映像を(今回のじゃないけど)。向かって左がパコ。