海外旅行は本当に危険か?トラブルを防ぐための10ヶ条

  • 2012年5月6日
  • 2019年11月19日
  • 旅のTips
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海外こわいマン
よく海外は危険だと聞くけど本当?
ヨーロッパやアメリカみたいな先進国なら大丈夫?
トラブルに遭わないようにするコツってあるの?

 

そんな心配をしたことはありませんか?

先に言いますが、私が実際に40ヵ国以上旅してきた中で、危険な目にあったことはありません。(途方に暮れたことは山ほどあります。笑)

しかし、私は旅の中で「危険な目にあった旅人」にたくさん出会ってきました。

そして彼らには、少なからずこのような共通点がありました。

・心構えができていない。
・危険を予想していないので、準備もできていない。

そうです。逆にいえば、心構えと準備さえあれば、海外をできる限り安全に旅することは可能なのです。

 

この記事では、海外旅行をする上で、トラブルを未然に防ぐことができるような心構えと準備のコツをお教えします。

 

最初に知っておきたい『初歩の初歩』

まず海外を旅する上で、自分がこれから行く国の「今」を知っておかなければいけません。

外務省のウェブサイトでは、各国の治安情報がチェックできます。まずはここに一度目を通しましょう。

外務省 海外安全ホームページ

海外に渡航・滞在される方々が自分自身で安全を確保していただくための参考情報を公開しております。…

単純に「見てみたい」とか「行きたい」という好奇心は良いことですが、それと引き換えに払うリスクがどの程度あるかを把握すべきです。

みんなが思ってるほど海外は危険じゃないですが、みんなが思っている以上に危険な場所もあります。

 

第1条 -『体を鍛える』

いきなり、「は?」って思いましたか?

誠にありがとうございます。

これは主に男性に言えることなのですが、女性の方もその理由ぐらいは知っておいて損はないと思います。

実は男といういう生き物は、相手の見た目の強さによって、対応を変えることがよくあります。

ものすごく分かりやすく言えば

相手とケンカして勝てそうか?

そういう基準で、人を下に見たり、上に見たりする傾向があります。もちろん全員ではないですよ。

 

たとえば、とある男性Aさんが、ある日2人の男性と会ったとします。2人とも初対面です。

うち1人はガリガリのオタク系、もう1人はゴリマッチョの体育会系です。

この場合、Aさんはガリガリに対してタメ口、でもゴリマッチョに対して敬語、といった風に対応を分けることがあります。

これはもう、人格うんぬんというよりも、動物的な防衛本能なんじゃないかと思います。

だからこれは、同じ人間として、強盗なんかもきっと同じような感覚と持っているはずです。

ちょっと考えてみて下さい。もし自分が強盗だったとしたら、

・バックパック担いでヨロヨロしてる人
・ムキムキでガシガシ歩いてる人

どちらを狙いますか?

極端な話、身長2mあるようなムキムキの黒人いたら、狙わないですよね、絶対。

筋肉をつけて、少しでも見た目の印象を「こいつに抵抗されたら厄介そう」って思わせるのは、狙われる確率を下げる1つの方法です。

人間も動物なのです。見た目の印象はバカにできません。

私は出発前に、2年間ジムに通ってプロテインばっかり飲んでました。

※その後インドで激ヤセしました。(下痢)

 

第2条 -『スリ・置き引きは自己責任』

まず海外旅行に行くと決めた時点で、スリと置き引きは普通に起こることだと思って下さい。

そもそも、なぜ海外旅行でスリや置き引きにあうかのメカニズムを説明します。

有名な観光地=観光客がたくさん来る=カモが多い=スリをやると儲かる。

これです。

こういった軽犯罪の発生率は、どこの国に行くかではなく、いかに観光客が沢山集まる場所か?で決まります。

よって、その国自体の治安とはあまり関係ありません。

その証拠に、どの国に行っても、田舎にいくと平和だし、ほぼ全員が親切です。

反対に、あなたが有名な観光地に行こうと思った時点で、ヨーロッパやアメリカみたいな先進国でさえ、スリや置き引きのプロが待ち構えています。

だから、当たり前に起こると思って、これぐらいはやりましょう。

・財布をパンツの後ろのポケットに入れない。
・バッグを開けてすぐの位置に貴重品を置かない。
・荷物から目を離さない。

その上で、スリに遭ったら、もうそれは運。

運悪かったってことで、キレイさっぱり忘れようじゃありませんか。

逆に言えば、“運が悪かったとあきらめられる”程度のお金や貴重品しか持ち歩かないことが重要です。

 

第3条 -『持ち物を分散する』

自分の持っているもの、特に貴重品は必ず2ヶ所以上に分散することをおすすめします。

持ち物を分散するということは、リスクを分散するということです。

考えるべきなのは、同時に盗られたり紛失したりする可能性が低いところに分けるということです。

・街歩きに持っていくものホテルに置いていくもの。
・小さいバッグと大きいバッグ。
・ジーンズのポケットと上着のポケット。

分散できる場所はいくらでもあります。

 

・パスポートとパスポートのコピー(もしくは画像)
・現金とカード類
・クレジットカードAとクレジットカードB
・SDカードとハードディスク
・スマートフォンとノートパソコン

分散できるモノもまた、いくらでもあります。

 

第4条 -『面倒くさがる=安全性の放棄』

たとえば、ドミトリー部屋(共同部屋)に置いたバッグなんて、いつ誰に開けられたり、盗まれたりするかも分かりません。

本当は、ちょっとトイレに行くのにも、パックセーフ(ワイヤーでバックパック全体をロックするもの)みたいなもので鍵かけた方が安全。

だけど、その都度、鍵の開け閉めなんて面倒くさくてやってられない。

だからそうやって皆は結局やらない。

でもそうやって面倒くさがって安全管理を怠るのであれば、もし盗られても文句は言えないわけです。分かってて放棄してるのだから。

気楽で快適に過ごしてる事の代償として、盗難のリスクを負っている事は必ず理解すべきです。

私は旅の最中、トイレに行く度に自問自答していました。

「いま盗られたら自分のせい。」

「盗られたくないなら、面倒くさがらず鍵かけようよ、自分。」

 

第5条 -『泥棒にとってのハードルを上げる』

そうやって自問自答しながら、私が何をやったかというと、

・大きいバッグ(主に衣服が中心)には必ず南京錠をかける。
・小さいバッグ(PCや一眼レフカメラなど貴重品が中心)には南京錠をかけ、ベッドにワイヤーでくくりつける。

これを必ずやってました。どんなに面倒くさくても。

衣類がメインのバッグに関しては、「もし盗られたら現地で買い直せばいいや」という感覚で南京錠1つしかしていませんでした。

泥棒に立場に立ってみて、そもそも中に何が入ってるかも分からないのに、私の、60リットルもある大きくて重たいバッグをかかえて、運び出したいでしょうか?

ちょっと誰かに見られでもしたら「あいつバッグ持って行ってたよ」とチクられかねないリスキーな行動を普通は取りません。

次に、小さいバッグの方を考えてみましょう。

こちらは、ワイヤーでベットにくくりつけられています。

そもそもワイヤーを切断するのが面倒だし、じゃあ代わりにカッターなんかでバッグを切り裂いて、中身抜いて持っていくかというと、そんな面倒なことはやりません。

わりと時間がかかるし、その間に誰かが部屋に入ってきて見られたりするリスクを考えたらトライする価値がありません。

そんなリスクを負うぐらいなら、その辺でアホそうな旅行者見つけてだます方がよほど楽です。

それから、バックパックにレインカバーをかけておくのも有効です。

泥棒にとって、レインカバーを外す手間がひとつ増えるからです。レインカバーで目隠ししているせいで、どんな鍵がかかっているかも事前に把握できません。

泥棒の立場に立ってみた時に、いかに面倒くさいか、いかにハードルが高いか、そこを意識します。

 

第6条 -『“話した上で断る”能力を磨く』

海外で歩いてると、いろんな人から声をかけられます。

様々な客引きや勧誘もあります。

ある人は興味本位で、ある人は親切心から、ある人はあなたをカモだと思って。

その全てを一瞬で見分けることは不可能です。

 

だから、誰かから声をかけられた時は、いきなり無視するのではなく、一応話を聞くことをおすすめします。

歩きながら聞く、でも構いません。寛大な心で接してみて下さい。

まず、色んな人に接することで、まず間違いなく旅が楽しくなります。

悪どい商売人に見えて、本当はめっちゃいい奴で仲良くなれたりします。出会いにも恵まれます。

それから、色んな人と話してる内に人を見る目が養われます。(少なくとも経験値が増えます)

声を掛けられた時の返し方が上手くなっていって、しかもその経験は別の国を旅行する時にも活きてきます。

相手が客引きの場合は、ある程度回数こなすとパターンに慣れてきます。

話を切り上げるタイミングや、断るにしても、どういう言葉で示した方が相手が引き下がりやすいかが分かってきます。

意外と正攻法で断り続けるより、どうでもいい冗談を言う方が効いたりします。客引きと客の関係ではなく、友達のような関係にすり替えるのです。そうすると途中から相手は勧誘をやめて、ただの話し相手になります。

最初から変に先入観持って、しかめっ面でモゴモゴ断ってても、かえってしつこく追いまわされたり、相手が悪いと恨まれたり、実際にそういう日本人旅行者を何人も見てきました。

イライラしたり、ムカついたり、先入観でしか相手もを見ることができない人は、考え方を変える必要があるかもしれません。

 

第7条 -『知らない土地には午前中に到着する』

たとえば飛行機のチケットを買う場合に、午前着と午後着の2便あって、値段に差がないなら絶対に午前着を選ぶべきです。

仮に午前着を選んだせいで、出発が深夜になってしまったとしても、それは問題ありません。

出国時(出発地)には最低限の土地勘があり、
入国時(到着地)には土地勘がない。

この原則を覚えておいて下さい。

初めて訪れる土地の最初の1日目は、全く土地勘がなく、あまり言葉が分からず、情報が不足しています。

予めネットで宿を予約しているならばまだ良いですが、現地に着いてから探す場合は、そりゃあもう大変です。

旅の中で一番疲れるのは、私の経験上間違いなく、初めての土地で重い荷物持って宿を捜し求める時です。

知らない土地に夜中に着いたら、最低です。

・暗い。
・道分からない。
・人いない。(いたらいたで怖い)
・宿も埋まってる率高い。

知らない土地に午前中に着いたら、最高です。

・明るい。
・時間に余裕があるから休憩できる。
・人がいるから道聞ける。
・宿もチェックアウトのタイミングに重なって、部屋が空きやすい。

 

第8条 -『宿選びを妥協をしない』

外で歩いている時に、犯罪に遭わないように気をつけることは大事ですが、泊まる場所でも同じように気を付ける必要があります。

なぜなら、宿の中であっても、従業員による盗み、同室の旅行者による盗み、などが起こりえるからです。

もしあなたがバックパッカーで、安宿に泊まるのであれば、事前に泥棒宿(盗みが多発する宿)の情報などがあるといいですが、無ければ無いでもかまいません。

重要なのは、必ず宿についたら部屋を見せてもらうことです。

【危険回避】
・部屋の鍵がちゃんとかかるか
・従業員の対応
・宿泊料金(相場に対して安ければ安いほど安全面の質も下がります)
【快適に過ごせるか】
・ベッドの状態
・コンセントの数や位置
・シャワーの出が悪くないか(+ホットシャワーの有無)

これぐらいは必ずチェックしましょう。

そして、同じ宿の中でも、他に空いてる部屋があれば複数の部屋を見せてもらうと比較ができて良いです。

時間に余裕があれば即決せずに、「ありがとう、あとで来るかも」って言えばOK。

3~4つぐらいは他の宿も見てから、最終的に選ぶのがおすすめです。

沢山部屋見てると、自分なりに何が重要かがよく分かってきますし、怪しい宿も分かってきます。

目を養う意味でも、面倒くさがらずに色々見て周ることをおすすめします。

それから、私の場合は泊まる宿や部屋によって、いつもよりマメにバックパックに鍵かけたり、ベッドに繋いだりとか、セキュリティ意識を変えてました。

 

第9条 -『危険な地域を把握しておく』

同じ街の中でも、ここの通りと、あっちから先の地区は危険とか、そういう細かい区切りがあります。

日本に住んでいると、そういう感覚って全く分からないと思いますが、本当に道一本挟んだだけで、危ない地域に入ったりします。

そういう情報は必ず仕入れておくこと。

最も簡単で確実なのは、泊まっている宿の受付の人に聞くことです。けっこう細かく教えてくれます。

いくらセキュリティ意識を高く持っていたとしても、そもそも危険な場所を徘徊してたら、安全も何もありません。

 

第10条 -『走る』

いざという時は走る。

これは意外と有効です。

といっても、強盗に遭遇した時に走って逃げろ、という意味ではありません。

・人通りの少ない道
・夜道
・なんか不穏な空気を感じる場所そんな時、宿まで、少し先の大通りまで、何かが起こる前に、走る。

 

たとえば強盗が5人ぐらいで待ち伏せしてて、次に来た奴を問答無用で襲う!って決めてたとしたら、あきらめて下さい。

それはどうやっても防げません。

でも、たいていの人間はもっとルーズです。「あわよくば盗れたらラッキー」その程度です。

目の前を走り去っていく人がいたとして、犬や猫みたいに脊髄反射的にそれを追いかける人なんているでしょうか?

強盗の立場になって考えてみるならば、普通はこうです。

・歩いている人を発見

・どんな人なのかを観察

・あれなら行けそうだなぁ。行こうかな。

・よし行こう。

行動

 

でも、走っている人に対してなら、おそらくこうなります。

・走っている人を発見

・何だ?

・あ、行っちゃった。

 

走られたら身なりをじっくり観察できないし、何より判断が追いつかないはずです。

別に猛ダッシュで走る必要はありません。ジョギングよりちょっと早いぐらいでもいいです。

日常生活の中で人が走り去っていく光景ってなかなか見ないですから、実際に遭遇するとその人を判断する前に、その人が遠くに消えていきます。

この方法は、個人的に結構おすすめです。


 

以上、旅の間、私なりに気をつけていた10カ条でした。

私が危険な目に遭わなかったのは、運が良かった部分もあるとは思います。

しかし、悲しいかなトラブルに遭う人って結構決まってて、遭う人は3回も4回も経験があるのに、他の人は1度も無かったりします。

もちろん例外はありますが、大半は、心構えと準備で回避できる部分があるはずです。

 

最後に、海外でよくあるお決まりの犯罪パターンは知識として持っておいた方がいい、ということを付け加えておきます。

・知らない人からもらう食べ物や飲み物に注意(睡眠薬入っている危険性)
・私日本に住んでました詐欺
・ケチャップ強盗
・首絞め強盗

そのリスクを承知の上で、どう判断していくかはあなたの次第です!

それでは皆さん良い旅を!