この記事ではこんなお悩みを解決します
・休みの日に何してるんですか?と聞かれて困る。
・初対面だとなおさら困る。
・「何もしてません」と答えることに抵抗がある。
・自分が何もしていないと思うと残念な気持ちになる。

 

モニー(@coach_monie)です。普段は会社内でコーチをやりながら、副業として個人向けコーチも行っています。上記の悩みを解決する記事を書きました。

初対面でコレ聞かれると本当に困ってしまう。

何か答えないと!ってと思えば思うほど、何も出てこなくて沈黙がつらい。

「お休みは何をされているんですか?」と聞かれてるたびに、うまく答えられない時期が私もありました。会話が盛り下がってしまい、申し訳ない気持ちになっていました。

 

実は、この問題には明確な対処法があります。

・相手に聞き返す
・自分の話したい話題に移す

これで実は解決できるのです。詳しく説明しましょう。

 

なぜ「休みの日のこと」を聞いてくるのか?

なぜこんなにも「休みの日のこと」ばかりを聞いてくるのか。まずはここを改めて認識しておく必要があります。

お休みの日は何をしているんですか?

これはシンプルに、相手のことを知らない場合のテンプレ質問みたいなものです。

相手はあなたのことを知らないからこそ、こんな漠然とした質問をしてくるわけです。

もしあなたが「野球が好き」「イチゴのショートケーキが好物」「週2回は筋トレしてる」「最近キャンプにハマってる」…と相手が知っていたら、こんな質問はしません。

「どこの野球チームが好きなんですか?」「いや私も実はケーキが好きで」「運動するっていいですね~」「キャンプは結構行かれるんですか?」と聞くはずです。

あなたの情報があまりにも不足している。仕事の話を振ってみて、仕事に興味がない人だったり、そもそも無職だったりすると困るわけです。

恋愛の話を振ってみて、彼氏/彼女がいない人だと盛り上がらないかもしれない。そういう恐れが相手にはあるのです。

だから、どんな人にも共通する「休みの日」というテーマを投げかけて、とにかく何か答えられる状態をつくりたい、というのが相手の思惑です。

もしあなたがそれにうまく答えられなかったとしても、それに対して相手は罪悪感を感じたりせずに済む。

もちろん、そこまで戦略的に考えて質問している人はほとんどいませんが、実際に起きていることを文章にすればこうなります。

だからこそ、まず理解してほしいのは、

①相手も怖い。
②実は相手も、休日の行動自体にはそれほど興味を持ってない。

ということです。

相手の意図は「無難に話の入り口をつくりたい」なのです。

 

“答えなきゃ”と感じる理由は?

先ほど書いた通り、相手は最初の質問を投げおえています。

あなたが何に興味があるか分からない中、何らかのアクションを取ったことで、「気まずい空気をつくらない」というミッションを終えたのです。

そしてあなたの答えを待っています。

あなたはどうでしょうか。「気まずい空気をつくらない」の時限爆弾をパスされました。いまその責任はあなたにあります。だから何とかこの状況を切り抜けなければ。

ーそんな風に感じていないでしょうか?

状況としては確かにその通りなのですが、そもそも相手は「休みの日に何をやっているのか」自体には、興味はありません。(興味がある場合もあります。だけど、何としてでもそれが聞きたい、ということはないです。)

何となく会話のラリーが続いてくれれば御の字。その上で、もし自分と共通の趣味などが見つかればラッキー、ぐらいに思っているものだと考えて下さい。

だから、「休みの日に何をやっているかな」「何もやってないよな」「…ってそのまま答えると会話が途切れちゃうかな」などと真剣に考える必要はありません。

 

質問を真に受けるとダメージを負いかねない

相手から質問をパスされて、そのターンを答えられず終えたり、ボソッと一言だけ返すと、あたかも悪いことをしたような気持ちになることがあります。

「ちゃんと答えなきゃ」「場を盛り上げないと」「会話を切れないように」と、真剣に向き合ったばかりに、自分に不甲斐なさを感じたり、自信をなくしたりしかねません。

もっと気を楽に持って大丈夫です。

だけど、「気楽に話しましょう」などと言われても何の解決にもならないことも確かです。

では、具体的にどう返事をすればいいのでしょうか。

 

話題の主導権をこちらが握る

この問題の根本は「相手が会話をリードしている」というところにあります。

あなたが「休みの日のこと」について話したい事柄が少ないにも関わらず、そんな質問を振ってきていることが元凶となっています。

もちろん会話が達者な人同士、初対面でもうまく話せる人同士なら、あまり深く考えずに会話をすればいいのですが、それができれば困っていないはずです。

だからこの状況でやるべきことは2つです。

①この話題について話したいことがない、と意思表示する。

そして次に、

②-A 相手に聞き返す
②-B 自分の話したい話題に移す

このどちらかに枝分かれしていけばOKです。
具体例を出しましょう。
①この話題について話したいことがない→②-A 相手に聞き返す

休みの日は何をしているんですか?

休みの日ですか~。何してるかな…。

〇〇さんは、何をされているんですか?

私はいつも△△をして過ごすことが多いですね。それで結構ストレス発散しているというか。

へぇ~。いいですね。

このパターンは非常に簡単です。相手の質問に明確に答えず、そのまま同じ質問を相手に返すだけ。
そして相手が答えてくれたあとは、できれば「いいですね」「そうなんですね」といった肯定の言葉がおすすめです。
そして、さらに「それって具体的にはどういうことですか?」「それは週に何回ぐらいやってるんです?」といった掘り下げの質問ができるとパーフェクト。
「逆質問+肯定+掘り下げ」でだいたい会話が成立します。
①この話題について話したいことがない→②-B 自分の話したい話題に移す

休みの日は何をしているんですか?

休みの日ですか~。何してるかな…。

ちょっと話変わっちゃうんですけど、最近会社の近くに美味しそうなスイーツのお店ができて気になってるんですよね。

そうなんですね!そのお店、なんて名前なんですか?気になります。

〇〇ってお店なんですけど、結構おいしいって評判なんですよ。

このパターンの場合は「ちょっと何も話すことないなぁ」感をより強めることがポイントです。
別の話題を提供することで、「でもあなたに興味がないわけではないよ。こんな話題はどうかな?」という意思表示をしています。
切り替える話題は何でも構いませんが、すっと思い浮かばない時は“自分がまだやったことはないけど興味があるもの”がいいかなと思います。つまり興味や願望の話です。
「いまダイエットしているんですよ」と言うと、「どのぐらい痩せたんですか?」「何日ぐらい続けてるんですか?」という実績の話になる場合があり、「あ、いや…まだ全然なんですけど…。」となりかねません。
話が尻すぼみした上に、自分の不甲斐なさまで感じてしまいます。
一方で「ダイエットしたいなと思ってるんですよ」と言うと、「何かきっかけがあったんですか?」「どんなダイエットしようとか決まってるんです?」という、気持ちの深堀りの質問が返ってきます。
なぜなら、まだ実行していない事柄の話だからです。だから「まだやってない」は当たり前ですし、「本当にやるかは分からない」でも不思議なことではありません。
自分の「思い」については、相手は否定のしようがありません。だから相手から責められることも、自分を責めてしまうことも発生しにくいのです。

まとめ

・相手も怖い。
・相手は会話の入り口を探している
・休みの日の話である必要はない。
・聞き返す または話題を変える でOK。
・まだやったことがないけど興味あるものを話してみる。

「休みの日は何をしてるんですか?」という質問については、あまり真剣に考えすぎず、軽い気持ちで接して大丈夫です。
あなたが「きちんと答えなければ」と考えれば考えるほど、自分に責任があるように感じてしまいかねません。
相手に聞き返して聞き役に徹する。自分に興味があることを話す。といった対処をしましょう。

おまけ

もしあなたが「そもそも相手と話したくない。だけど悪く思われたくもない。」そんな風に思っている相手だとしたら、その時は無理に会話を引き延ばさないことをおすすめします。
話したくない人に対して会話を頑張っても、苦しい時間が長くなってしまうばかりで良いことがありません。引き延ばせば引き延ばすほど、会話を抜けにくくなります。
その時は「勇気を持って沈黙」でもいいんじゃないでしょうか。自分を苦しめる必要はないですよ。

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