この記事ではこんなお悩みを解決します
・人生をやり直したいけどもう遅いのかな?
・いい年齢になってしまい、この先が不安。
・人に自慢できるような特技もなく自信がない。
・35歳を超えるとやり直しがきかないと聞いた…。
モニー(@coach_monie)です。普段は会社内でコーチをやりながら、副業として個人向けコーチも行っています。上記の悩みを解決する記事を書きました。
40代の今からでも人生はやり直せる?
何かを見つけて挽回したいけど、これといって武器になるような得意もないし…。
人生をやり直したい。何とか頑張って新しい人生をスタートさせたい。そんな気持ちを叶えるのに、年齢制限なんてありません。大丈夫です。
人生、やり直しがきかない年齢がある?
35歳を超えたら99%の人が人生をやり直せない。そんな風にインターネットでは書かれていたりします。
あなたがもし「人生をやり直せない」と感じるのであれば、それは否定しません。それ自体はあなたの今の考え方であり気持ちですから、誰にも否定する権利はありません。
しかし、その上ではっきり断言しましょう。
人生は、何歳からでもやり直すことができます。
40代。疲れてる。おじさん。覇気がない。人生の終盤。これが10代の時に見えてた印象。疲れるけど余裕。おじさんすげーだろ。覇気4倍。本当の人生の始まり。これが40代を体験した感想。35歳までに人生が決まるなんて嘘。人生は何歳からでもやり直せる。ここまでリハで、こっからが本番。さあ始めよう!
— モニー⤴︎⤴︎ (@coach_monie) June 20, 2021
人の可能性には上限があって、何歳から下が可能性あり、何歳から上が可能性なし、そんなはずがありません。
ひとつ考えてほしいことがあります。
そもそも「人生は〇〇歳を超えるとやり直せない」といったのは誰ですか?
良くも悪くも人生は”思った”通りになる
思った通りとは、「うまく行く」という意味ばかりではありません。
あなたがポジティブに考えればポジティブな方向に進み、ネガティブに考えればネガティブな方向に進むということです。
例を出しましょう。
きっとこの仕事はうまくいかない。
そんな風にあなたが考えた場合、どんなことが起こるでしょうか。
この時、あなたの中には「仕事がうまくいかない」ということが前提にあります。
だから、あなたの脳は「いかにダメージを減らすか」「いかに自分が傷つかないで済むか」もしくは「一体どれだけひどいことが起こるか」という部分に想像力を働かせます。
これではうまく行くわけもありません。
状況を整理しましょう。
この仕事に対して自信がない。この仕事をうまくやるだけの実力や実績もない。そのような自己評価になっているでしょう。
だから本来、それを覆すためには「どうすればこの仕事をやり遂げられるか」「できるベストな手は何か?」といった部分に想像力を使いたいはずです。
それがこの状況で唯一あなたにできること。
にも関わらず、その部分にはあなたの貴重な「想像力と時間」を使っていないのですから、状況が好転しないことはお分かりいただけると思います。
別の例も出してみます。
絶対あの人は話を聞いてくれない。
そんな風にあなたが考えた場合、どんなことが起こるでしょうか。
この時、あなたの中には「話を聞いてくれない」という前提があります。
これを解決するためには本来「どうやったら話を聞いてくれるだろうか」「そもそも相手はなぜ話を聞かなくなったのだろうか」といったことに想像力を使いたいところです。
しかし実際には「また話を聞いてくれなかったらどうしよう」「話を聞いてくれるはずもないから話したくない」「気まずい雰囲気になったらどうしたらいいんだろう」などと考えてしまいます。
そして、あなたが「話を聞いてくれない」と考えれば考えるほど、あなたの中の「話を聞いてくれない人」像は強固なものとなるのです。
これが、良くも悪くも”思った通り”になることの正体です。
必要なのは思い込みフィルターを認識すること
人は誰しもこのような”思い込みの”フィルターを持っています。
たとえば同じ犬を見ても「嚙まれたらどうしよう」と思う人と「かわいいな~」と思う人がいます。
これは犬のせいではありません。それを見ている人がこれまでの経験をパターン化して思い込みをつくり、それを目の前の犬に当てはめているのです。
犬に噛まれたことのある人にとっては 犬=”怖いもの”、犬のかわいさに触れて育った人にとっては犬=”かわいいもの”になります。
人は自分の体験を通してしか世界を見ることができません。
あなたの体験が思い込みのフィルターをつくり、そのフィルターを通してあなたは世界を見ています。
過去の体験を選ぶことができない代わりに、いま自分自身がなぜそのような見方をしているのか、なぜそのように感じてしまうのかを認識することは可能です。
どのような思い込みフィルターを持っているかを認識し、その上で自分が本当はどうしたいのかを考えることができれば、状況を変える突破口になります。
思い込みをアップデートする
不思議に思うかもしれませんが、思い込みはアップデートができます。
どんなに友達と仲が良かったとしても、その後に壮絶な喧嘩別れをした場合には、その友達に対する印象は最悪です。
この場合、思い込みフィルターは「仲が良く印象の良い」から「仲が悪く印象の悪い」へ上書きされています。
人の思い込みフィルターは、常に最新のものだけが認識されます。
だから過去がどうであれ、思い込みのアップデートさえできれば、人は何歳からでもやり直せるのです。
人生を変えるための最初の一歩
最初にお伝えしておきたいことがあります。
「思い込みのアップデートなんてできない」ー あなたがもしそう思っているのだとしたら、残念ながら今はまだできないと思います。
誤解のないように補足させていただきますが、未来永劫アップデートできないわけではなく、今はまだその時期ではないということです。
「思い込みのアップデートはできる」「アップデートしてみたい」ー あなたがもし、こんな風に少しでも可能性を感じているのであれば、それはできます。
もう一度言います。
良くも悪くも人生は”思った通り”になるのです。
では、もしあなたが「思い込みはアップデートできる」と感じている場合、人生をやり直すためには何をすればよいでしょうか?
ほとんどの場合、「やり直す」という作業があまりに大きくボンヤリとしすぎて、何をやっていいのか分からないために、考える力を消耗してしまいます。
具体的な順序を説明しますね。
①頭の中を整理する
“思い込みフィルター”をアップデートするためにも、まずは自分自身の頭の中を整理する必要があります。
現代社会では、この思考整理がとても難しくなっています。生活のいたるところに情報をあふれ、スマホをひらけば際限なく通知やニュースが入ってきます。
このため、人は情報処理をし続けているような状態にあります。処理そのものは特別ではありませんが、その量が過剰なのです。
だから、同じように繰り返される思考(過去の体験から作られた思い込み)を止めて、立ち止まり、自分を見つめなおす時間が必要です。
自分が今なにを心配していて、それがどこから来るものなのか。そして、これから先をどう過ごしたいか。について自分自身に問うのです。
自問自答の場合は、自分の中にある思い込みフィルターが働きやすいので、理想は他者から質問されることが望ましいです。
②目的地と現在地を理解する
頭の中を整理して、自分が行きたい目的地を明確にします。
お金もある。時間もある。健康もある。そういった一切の制限がないとないとしたら、本当はどんな生き方をしたいか。どんな人間でありたいのか。
自分の現状はひとまず脇において、自分の中にある本当の願いや欲求を言葉にするのです。
そうやって目的地がはっきりしたら、今度は自分の現在地を明確にします。
達成したいゴールに対して、いまの自分は100点中何点の満足度?100%中何%の達成度?
そうやってゴールに対する自分の今いる位置を言葉にします。
そして、目的地と現在地の間にあるギャップ(差)について認識するのです。
③ギャップに対して今できることは何か?
目的地と現在地の間にあるギャップについて眺め、それに対して必要なものが何かを考えます。
最初は大きなカタマリで考えます。たとえば「お金」「実績」といった漠然としたもので構いません。
そのあとで「じゃあ必要なお金をつくるためのステップは?」「じゃあ実績をつくるためのステップは?」という風に、“ゴールに対しての階段”をイメージします。
たとえばゴールまでの階段が100段あったとしたら、50段目の行動は? 5段目の行動は? 1段目の行動はどんなものでしょうか?
大きく高い壁になっていた目標を細かく分解して、1つ1つのハードルを低くしていきます。
以下は、仮に「転職したい」と考えた場合のステップの例です。
100段目(ゴール):転職を成功させる
50段目:書類選考を3つ以上通過する
5段目:転職サイトに登録する
2段目:転職サイトをいくつか調べる
1段目:「転職サイト調べる」と紙に書いて机に貼る
④本当にその行動をしたいか?
ゴール達成に必要なステップが明確になったら、その1段目の行動を自分で想像してみます。
行動している自分を想像し、達成した自分を想像し、その上で「うん、この道を進みたい」と思えるかどうかを改めて考えてみます。
頭だけで考えた計画になっていないかを、自分自身でテストするのです。
なぜかというと、その気がないことにエネルギーを使っても身体も心も消耗してしまうからです。
だからもし「やってみたいと思えない」「気が乗らない」といった場合には、無理に行動する必要はありませんよ。
一方でもし「やってみたい」と思えたなら、ぜひ実行してみましょう。
以上、具体的な4つのステップを説明してみました。私はプロコーチとして普段このような対話(コーチング)を行なっています。
1人でやるのが苦手な方や、本格的にやってみたい方はコーチにお願いするのがおすすめですが、まずは自分1人で問いを立ててみるところから始めてみるといいでしょう。
まとめ
人生は何歳からでもやり直せる
考える未来に対して想像力が働く
思い込みフィルターがある
思い込みは上書き・アップデートできる
4つの問い(頭の整理/目的地/現在とのギャップ/一段目の行動)
年齢・学歴・キャリア・実績なんかに縛られる必要はありません。「とはいえ、それがないと難しい」…というそれ自体が思い込みフィルターなのですから。
やりたいこと、ありたい姿に想像力を働かせ、最初の行動を明確にする。これさえができれば、すでに達成できたようなものです。
ぜひ一段上って、一段目から見える景色を実感してみて下さい。
あなたがまだ何もできていないのであれば、あなたは可能性のカタマリです。実現されていない可能性を人よりたくさん持ったモンスター。
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