完全攻略:スペイン トマト祭りの時期・場所・行き方・楽しみ方

  • 2019年10月22日
  • 2019年10月22日
  • 旅のTips
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スペイン旅行のハイライトにして欲しいイベント、それがトマト祭りです。

世界40ヵ国以上旅した私から見ても、最っっ高に楽しいイチオシのお祭りなので、ぜひ現地に行って体験してほしいです!

どんなお祭り?

トマト祭りは、スペインのバレンシアにある小さな町で行われる収穫祭です。その名の通りトマトにまつわるお祭りなのですが、とんでもない量のトマトをひたすら皆で投げ合うという、傍から見てると超クレイジーなお祭りです。
まずはその映像をご覧下さい!

 

正式名称は?

トマト祭りは、スペインではLa Tomatinaと呼ばれています。読み方は、ラ・トマティーナです。

 

いつ開催されるの?

開催時期は、毎年8月の最終水曜日。したがって、日程は毎年異なります。
1年前の誰かのブログ記事なんかを見て、その日が開催日だと思わないようにお願いします。

2020年なら8月26日(水)

2021年なら8月25日(水)

2022年なら8月31日(水) です。

 

持っていった方がよい物は?

このお祭りに持っていった方がよい物は、

・水中メガネ
・水着
・タオル
・着替え
・どうでもいいスニーカー
・お金
・やり過ぎのパーティーグッズ
・気の合う仲間

です。全部必須だと思ってください。
あと貴重品を入れる防水バッグがあるといいかもしれません。

水中メガネなんかは現地にも売ってます。ただバレンシアだと結構店も少ないし探しにくいので、日本で買い揃えていくか、マドリッドやバルセロナのような大都市で買っておくと安心できると思います。

どうでもいいスニーカーと書いたのは、トマトまみれの地面を踏んでも滑らず、かつ脱げない靴である必要があるからです。そして、本当の本当にトマトまみれになるので、捨ててもいいものにして下さい。

サンダルでもいけるんじゃね?と思ったアナタ。サンダルでも気を付ければいけます。私もサンダルでした。しかし、知識なしで行くと大惨事になりますから、注意してください。

人混みに飲まれて、サンダルを踏まれ、それが脱げ、裸足になり、地面に落ちてるガラスを踏み、傷口から大量のばい菌が・・・。まぁこんな感じです。\(^o^)/ハッピーライフ

カメラは防水のものか、水中ハウジングを取り付けたカメラじゃないと壊れます。ですが、祭りの中心地に行かないのであれば、かろうじて一眼とかでも使えなくもないです。ただし全く保障はありません。せっかくのお祭りなので、カメラにトマトぶつけられても、マジギレしたりはしないでね。

あと、荷物は現地に預かってくれる店がありますので、そこで預ければ良いです。なのでわざわざ荷物を少なくして行く必要もないです。ただ、水着は着ていった方が楽かも。

 

開催される場所は?

開催場所は、バレンシア(Valencia)からほど近いブニョル(Bunol)という小さな町です。

もう色々と面倒くさい事が苦手な人は、マドリッドやバルセロナから、当日の早朝にバスで連れて行ってくれるツアー(帰りのバスも込み)がありますので、旅行代理店に相談されると良いでしょう。ただし、私はそういうのはおすすめしません。もっと楽しんで欲しいから。

ブニョルへの行き方

さて、バレンシアからの行き方ですが、Valencia-Nord駅に行って、ブニョル行きのチケットを購入してください。チケットはメトロ(地下鉄)の券とセットです。確か当日分しか買えないです。トマティーナ トマティーナ と連呼していれば、おばちゃんがハイハイって察してくれます。

Valencia-Sant Isidre駅までメトロで行って、そこからブニョル行きの列車に乗り換えてください。といっても、ブニョル行きの列車は地下鉄じゃないので、外に出ることになります。

下の写真の右上にメトロのSant Isidre(サント イシドレ)駅があるので、そこから左下のSan Isidre(サン イシドレ)駅まで移動してください。

そこまで行くと、改札に上がるエレベーターが見つかると思います。チケットを買ってブニョルまで電車に揺られます。

たしかブニョルまでは1時間か1時間半ぐらいだったと思います。

知っておいて損のないスペイン語

心配性の人に簡単なスペイン語を教えておくと、

チケットは、Billete(ビジェテ)もしくはBoleto(ボレート)と言います。
買うはComprar(コンプラール)、欲しいはQuiero(キエロ)です。

カタコトで喋るなら、
Yo quiero comprar un boleto para Bunol.
(ヨ キエロ コンプラール ウン ボレート パラ ブニョール)
ブニョル行きのチケットを1枚ください。

2枚なら「ウン」の部分を「ドス」に、3枚なら「トレス」に、4枚なら「クアトロ」に置き換えてください。

英語に置き換えるとこんな感じ。
I want to buy a ticket for Bunol.
YoがIで、paraがforです。

往復チケットが必要なら、ida y vuelta(イーダ イ ブエルタ)と言えばいいです。直訳すると、往路と復路という意味です。
往路(行きの片道)だけで良いなら、Solo ida(ソロ イーダ)でOK。

開催場所への行き方

ブニョル駅についたら、もう人の流れについていけばいいだけですが、前日入りする場合には、当日ほど人が多くないので若干分かりづらいかもしれません。

ブニョル周辺をGoogleマップで見る場合、

まずこのマーカーのBunol駅から南に歩きます。ずっと南下して、地図上にある「Ayuntamiento de Buñol」という市役所あたりを目指します。

市役所前の「シッド通り」が、まさにトマト祭りが行われる場所です。このまっすぐ1本の通りのみで行われます。

「シッド通り」を西側に進むと、前夜祭では移動遊園地や屋台が出ています。前日入りして、前夜祭から盛り上がりたい人は、ここにも行ってみてください。個人的にはぜひ前夜祭から楽しんで欲しいです。集まってる人たちのトマト祭りに対する期待が大きすぎて、元気玉が出来るんじゃないかと思えるぐらい、ハジけてます。

前日入りする方は1ヶ月以上前にネットなんかで、宿を予約しておいた方がいいです。余裕こいてると、野宿するハメになります。私は野宿しました。8月だし、まあ野宿ぐらい楽勝でしょって思ってましたが、普通にTシャツとかじゃ絶対寝られないです。寒いらしいとは聞いていたんですが、完全にナメてました。野宿する気なら、寝袋ぐらいは必要だと思います。せっかく楽しみにしてきたお祭りなのに、このせいで体調が悪い状態で参加になるのは避けたいので、ぜひ宿を予約して下さい。

くれぐれも風邪には気をつけて。まぁ10中八九、かなりひどい風邪を引きますが。

 

トマト祭りの流れ

実はこのお祭りでは、いきなりトマトを投げ合うわけではない、それに負けないぐらい盛り上がるイベントがあります。それは、朝9時から始まるハム取り大会です。

ハム取り大会だと?

トマトだと聞いていたのに、ハム???
何が何だかよく分からないでしょうから、まずは映像をご覧下さい。

高さにして6~7メートルぐらいありそうな大きな棒の先端に、巨大なハムの塊がぶら下げられていて、これを最初に獲った人が福男!的なイベントです。まあ、こういうのは木登り得意な人は出来そうだよね?って思うかもしれませんが、ご安心下さい。この木にはヌルヌルするもの(石鹸?脂?)がたっぷり塗られていて、普通には登れません。

ですので、展開としては最初、「俺が獲ってやるぜー!おりゃおりゃおりゃー!」って奴が10~20人程度沸いてきますが、ことごとく失敗して、木から落ちていきます。それを10~15分ぐらいずっと眺めます。その後、「じゃあちょっと俺もやってみるか!」という今まで遠慮してたレクリエーション勢が参加してきますが、それもことごとくズリ落ちていきます。その後、最初に挑戦して失敗したスポーツ大好き系の奴らが「いや、やっぱりアレを獲るのは俺しかいない!」といって挑戦し、跳ね除けられ、最終的に「こ、これはもはや俺1人の力では無理だ。よし、お前ら俺の肩に乗れ!」という奴が出てきます。初めて人間が己の欲を捨て、他者と一丸となってひとつのことに立ち向かっていく、美しい姿を見ることができる、素晴らしいイベントとなっております。ぜひこちらもお楽しみ下さい。

ちなみにハム取り大会が行われる場所は、「Iglesia San Pedro」という教会の前です。

この周辺は、道幅が若干広くなっていて、前夜祭、当日のお祭りともに中心地となります。ヤシの木?が5本ぐらい並んでいるのが目印です。

ハム取り大会が無事に終わる(ハムは獲っても獲らなくても制限時間が来たら終わる)と、トマト祭りのメインイベント、トマトの投げ合いがスタートします。

メインイベント:トマトの投げ合い

トマト祭りをガッツリ楽しむためには、ベストな場所の把握が必須です。

たとえば下のマーカーの場所(シッド通り)は、超混雑地帯で、タイミングを誤るとお祭りが終わるまで2度と抜けられなくなります。かなりデンジャラスなので、超がつくほどのお祭り男を除いてはおすすめしません。

そこで実際に参加した私がおすすめする場所は、「シッド通り」と「トリンケテ通り」の交差する場所です。「シッド通り」に接する「トリンケテ通り」は、ほど良い近さでハム取り合戦と、中心地の混雑っぷりを見ていられます。何より、逃げようと思えばいつでも裏道に逃げられるのが最高です。

おすすめとしては、「トリンケテ通り」の両端(教会側と逆側)を行き来するのが最も良いと思います。「トリンケテ通り」は完全に裏道になっていて、それほど密集しないのでほどよく楽しめる上、簡易トイレも実はここに設置してあります。

とにかく必要以上に盛り上がりたい!命を削りたい!という人は、ぜひ「シッド通り」に入ってください。たぶん死ねます。でも死ぬのも悪くないです。祭りなんだし。この道にギュウギュウに人が詰まった状態で、トマトを積んだトラックが入ってきます。分かりますよね?

ギュウギュウなのに、トラックが来るわけですから、全員が脇に圧縮されるわけです。恐ろしい圧縮率になるので、確実に阿鼻叫喚の世界です。女の子とか普通にズタボロになって泣いてます。

ちなみにトラックは、地図で言うと左から右へ向かって進んでいきます。クラクションを鳴らしながら次々にトラックがやってくるので、雄叫びをあげましょう。

 

それから、トマト祭りには一応ルールがあって、トマトは潰してから投げましょう とか、人の服を破らないこと とか言われてるんですが、
ぶっちゃけ守られてないので、ご注意を。女の子のTシャツは、基本破られるものだと思ってください。サンダルは人混みの中で一度脱げたらお終いです。穿くならせめてストラップつきのものにするか、人混みを避けるかの二択です。

トマト投げは1時間程度で終わります。精一杯楽しんでください。そして一度は中心地に行って、トマトの海にダイブしてください。たぶん次の日、体調崩します。インドのガンジス川と一緒です。

 

お祭りが終わったら

祭りが終わったら、シャワーを浴びましょう。町中のおじちゃんやおばちゃんが、家の水道とホースで、水をぶっかけてくれるところもありますが、人が混雑しすぎて、きちんと汚れを落とせないので意味ないです。

これはうろ覚えなんですが、シッド通りの奥(サン・ルイス通り)を左に曲がって坂を下りたところに専用のシャワーが並んでいるはずので、そこにいって、気の済むまで洗い流してください。道に案内標識があるので、まぁ場所は分かると思います。下の地図のマーカーは何となくの目安です。

 

帰りは駅が超混みます。野球観戦やコンサート終わりの、帰りの駅周辺を想像していただければ良いとか思います。日本の電車みたいにバンバンやってきませんので、外に長蛇の列ができた状態で相当待たされます。暗くなる前に帰れればいいや、ぐらいの余裕を持って帰ってください。

この頃には疲労困憊だと思いますが、でもそれ以上にこのお祭りに満足して帰路についていると思います。

それでは良い旅を!