標高3663mのウユニ塩湖でも高山病にならなかった私の対策

  • 2019年10月21日
  • 2019年12月4日
  • 旅のTips
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分からぬ
ウユニ塩湖は標高が高いって聞いたけど本当?
登山してなくても高山病になることはあるの?
高山病の予防や対策としてできることって何?

そんな疑問をお持ちでしょうか?

私はこれまでに2回ウユニ塩湖に行った経験があります。
そして、2度とも、高山病にはかかりませんでした。

これは偶然ではないと思っています。
なぜかというと私は事前に徹底的な対策をしていたからです。

この記事では、そんな私が高山病対策として気を付けていたことをお伝えします。
せっかくのウユニ塩湖への旅行を、楽しく過ごすための秘訣です!

ウユニ塩湖の標高

ウユニ塩湖の標高は、3,663メートルです。

数値が高すぎて、いまいちピンと来ない方に思い出していただきたいのがこちらです。

富士山の標高:3,776メートル

ウユニ塩湖は、世界で最も平らな場所としても知られるほどの大平原です。

そのため標高が高いイメージが全くありませんが、実際にはほぼ富士山と同じ高さにある場所にあるのです。

高山病とは

高山病とは、低地から高地に移動した際に起こる酸欠状態のことを指します。

都心にある日本の住宅であれば、海抜0メートル~数メートル、たいていは50メートルを下回るような低地です。

こういった低地にいる住んでいる人が、急に高い場所に行った場合に起こる症状です。
あくまでも最悪のケースですが、死に至ることもあります。

分かりやすいのは、高山病という名前の通り、高い山に登った時ですが、これは山に限った話ではありません。

高山病の状態をもう少し具体的に言うなら、こうなります。

酸素が多い場所から少ない場所へ移動したことで、身体が対応できなくなった。

山に登ったわけでもないのに、ウユニ塩湖で高山病になるリスクがあるのは、このためです。

高山病予防の間違った方法

高地=酸素が薄いということはよく知られていると思います。
そもそもボリビアは国土全体が3000メートル級の高地で、日本のような低地からすれば、かなり酸素が薄いです。

そして、低地(酸素が濃い場所)に住んでいる人が、高地(酸素が薄い場所)で過ごすためには「身体を慣らす」必要があります。
しかし、短期旅行者がボリビアに行く場合、残念ながら「身体を慣らす」ための期間を確保することができません。

よく見かけるのは、

・日本からボリビアの首都ラパスまで飛行機で移動。
・到着後にラパスで一泊。
・ラパスからウユニへバスで移動。

といった方法ですが、これはあまり意味がないと思います。

そもそもラパスの標高は3,593メートルです。ウユニの標高とほとんど差がありません。

0m(日本)

3,593m(ラパス)

3,663m(ウユニ)

つまり、これではほとんど”ひとっ飛び”だからです。
段階的に慣らしていくからこそ意味があるのであって、だからこそ身体も無理なく適応できるのです。

すでに高度が高い状態では、移動速度が遅い(バス)or 早い(飛行機)は、あまり関係がありません。

想像してみて下さい。

・土地勘の無いラパスで空港から街中まで移動して一泊。
・それから次の日もまた移動で、しかも座りっぱなしのバスで12時間。

こんな身体を疲れさせるようなことが本当に高山病対策になるでしょうか。

それよりも、

・ラパスに到着後、そのまま同日便でウユニに移動(45分)
・ウユニの宿でゆっくり一日静養

この方がよほど身体には優しいはずです。

最大の予防は身体のコンディション調整

高山病は、”かかりやすい人” と “かかりにくい人” がいると言われています。
それは人それぞれが持つ個体差ですので、完全に解消することはできません。

しかし、身体が高度に適応しやすい状態にあるかという要素もあるはずです。

これは高山病に限らず、すべての病気に言えることだと思いますが、

・十分な栄養をとる。
・十分な水分をとる。
・十分な睡眠をとる。

この3つを守れば、少なからず身体が高度に適応するための準備はできるはずです。

十分な栄養をとる

まずは、しっかり食べましょう。

・食べ過ぎないこと。
・空腹を我慢しすぎないこと。
・お菓子だけで一食済ませたりしないこと。

あくまでも適度に食べる、ということを意識しましょう。

十分な水分をとる

水はなるべく小まめに摂って下さい。
水分が不足すると血の流れが鈍り、酸素が脳に供給されるペースが落ちてしまいます。

ただし、飲みすぎて気持ち悪くならない程度に、適度に飲みましょう。
1時間おきなど、少量ずつ飲むのが良いと思います。

十分な睡眠をとる

睡眠はしっかりとって下さい。睡眠不足は万病のもとです。

飛行機の中ではなかなか寝つきにくいと思いますが、それも工夫すれば改善できます。
アイマスク、耳栓、ネックピローなどを使うと、環境はずいぶん変えられます。
隙間時間があれば、なるべく寝ておくことをおすすめします。

機内では同じ体勢が続き、血行が悪くなりがちです。
たまに足を伸ばすなど簡単なストレッチを心がけると良いです。
エコノミー症候群の予防にもなります。

それから、意外と多くの人が気がついていないので、声を大にして言います。

日本から出発する前日にもしっかり寝ておくことがとても大切です。

「明日はずっと飛行機で寝れるから」などと言って前日に夜更かしするのは、私には、高山病になる準備をしているようにしか思えません。

以上が、まず最初に知っておいてほしい基礎です。

さらに有効な対策があります

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高山病の予防薬「ダイアモックス」

実は、高山病には「ダイアモックス」という名前の予防薬があります。
通常は、錠剤の形で処方されます。

予防薬といっても、リスクを緩和したり確率を下げるものです。
これを飲んでおけば絶対に高山病が発症しない、というわけではありません。
しかし、こういった予防薬があるだけで気が楽になる部分はあると思います。

ちなみに、普通の病院では処方してもらえません。
海外旅行向けの予防接種を実施している病院だと、高山病の予防薬も処方してくれる可能性が高いです。

「ダイアモックス 東京」
「ダイアモックス 静岡」

などと住んでいる場所をキーワードに入れて、検索するのがおすすめです。
いくつか出てきますので比較検討していただければと思います。

食べる酸素・飲む酸素

予防薬以外だと「食べる酸素」「飲む酸素」というものがあります。

一時的な酸素補給にはなると思いますが、毎秒の酸素摂取量を底上げするものではありませんので過度な期待は禁物です。
どうしても心配な方は、気休め程度に買っておくと良いかもしれません。

意外とバカにできない『深呼吸』

個人的におすすめしたいのは、意識的に深呼吸することです。

高地に行くと、酸素が薄いことはすぐに実感できます(呼吸に違和感があります)。
そういう時はなるべく深呼吸を何度か繰り返して、沢山の空気(酸素)を肺に入れるようにすると良いです。

空気に含まれる酸素の濃度が低いなら、空気自体を多めに吸おう、というシンプルな考え方です。

やり方としては、「息を深く吸う」ことももちろん大事なのですが、「息を深く吐く」ことを意識すると、結果的に深く吸うことができるようになります。
呼吸は身体の中の換気なので、中にあるものをまず出すことが大事です。

原始的な対処法ですが、もっとも効果はあると思います。
私も現地で少し息苦しいと感じた時は、深呼吸をするように心がけていました。

高山病にならないための対策まとめ

・短期旅行の場合は、高度にゆっくり慣らすことはできない。
・とにかく身体を疲れさせないことを優先。
・十分な栄養、十分な水分、十分な睡眠をとる。
・出発の前日もしっかり寝る。
・予防薬があると安心。
・苦しいと感じたらこまめに深呼吸。

私はこれらを全てやって、2回のウユニ旅行が、どちらも楽しい旅行になりました!

 

それでは皆さん良い旅を!

 

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