ボラカイ島へはどうやって行くの?
日本からの直行便はある?
なるべく安いルートが知りたい…

 

そんな疑問を解決します。

独身の時に英語留学で1回、結婚後に妻と2人で1回、出産後に子連れでさらに1回、計3回フィリピンを訪れた私が、ボラカイ島への行き方と、航空券を買う時のおすすめルートなどを分かりやすく解説します。

最も安いルート、最も便利なルートなど、知識ゼロの人が探すのは結構大変です。

私も最初からこれが分かっていれば、無駄な時間と失敗が避けられたはず!過去の自分に教えてあげたい情報です。

それでは早速いきましょう!

最初に知っておきたいボラカイ島への最寄り空港

実のところ、ボラカイ島内には空港はありません。

近くの島まで飛行機で行き、そのあと船に乗り換えてボラカイ島に渡ります。以下のマップをご覧下さい。

ボラカイ島に行くための空港は2つあり、ボラカイ島に最も近いのは「カティクラン空港」です。船乗り場まで車で5分程度です。

その次に近いのは「カリボ空港」ですが、船着き場までは72kmほど離れており、車で1時間半~2時間程度かかります。

日本からボラカイ島への主なルートは?

残念ながら日本からボラカイ島への直行便はありません。このため、主なルートとしては、以下の3つがメインとなります。

①日本→マニラ→カティクラン
②日本→セブ→カティクラン
③日本→韓国→カリボ

1つずつ説明していきます。

日本→マニラ→カティクラン

日本からマニラ行きの国際便と、マニラからカティクランまでの国内便、この2つを組み合わせるルートです。

カティクラン空港はボラカイ島へ行く船乗り場にも近いため移動の負担が少なく、チケット代も割安のため、コス王道のルートと言えます。

日本からマニラへ直行便のある都市は、東京、大阪、名古屋、札幌、福岡です。この内、最も安いのは福岡発で、次に東京、大阪が候補になります。比較すると、名古屋と札幌は少し割高に感じるかもしれません。

日本→セブ→カティクラン

日本からセブ行きの国際便と、セブからカティクランまでの国内便、この2つを組み合わせるルートです。

日本からセブへ直行便のある都市は、東京、名古屋、大阪です。マニラ行きよりも航空券が高く、カティクランまでの料金や時間はマニラとあまり変わらないため、セブに立ち寄りたい人以外は、候補になりづらいルートです。

日本→韓国→カリボ

日本から韓国行きの国際便と、韓国からカリボまでの国際便、この2つを組み合わせるルートです。

フィリピン行きの航空券は、日本発の便よりも、韓国発の便の方が安いことが多いので、ここは結構狙い目です。

実は韓国からフィリピンへ留学や旅行する利用者の数がかなり多いため、その分航空券の値段は安く設定されています。

カリボ行きの直行便がある韓国の都市は、ソウル、プサン、テグですが、最安値を探すのであれば、「日本→ソウル→カリボ」「日本→プサン→カリボ」がおすすめです。反面、カリボ空港は、ボラカイ島へ行く船乗り場までが遠い(車やバスで1.5~2時間)ため、移動の負担が大きい点に注意が必要です。

航空券の費用はどのぐらい?

では、上の3つのルートで実際にかかる航空券の費用を比較してみましょう。

実際に調べてみた!3つのルートの値段差。

東京発、3月の金曜日出発~月曜日帰着、という条件のもと、航空券比較サイト(スカイスキャナー)で検索してみた結果が以下の通りです。

①東京→マニラ→カティクラン(54,790円)

時期にもよりますが、東京からだと4~6万円ぐらいが目安になります。福岡からだとここからマイナス1万円ぐらいの目安です。

②東京→セブ→カティクラン(86,330円)

カティクランへはマニラ経由が普通なので、セブ経由縛りで検索をかけることができない事情により、東京からセブまで、セブからカティクランまでを別々に料金表示しています(乗り継ぎの時間帯などは考慮していません)。マニラ経由と比較すると高いですね。

③東京→ソウル→カリボ(33,663円)

ソウル経由でカリボ空港に行く場合は、マニラ経由より1~2万円以上安くなることも多い、最安です。カリボ空港から船乗り場までの移動費はバスだと1人500円ぐらいです。

※値段は時期によって変動しますので、目安として捉えていただければと思います。

おすすめルートはどれ?

セブ経由は値段が高く、マニラ経由より便利というわけでもないので候補から外すとすると、二択になります。

①日本→マニラ→カティクラン(約5.5万円 ※東京発)
②日本→セブ→カティクラン(約8.6万円 ※東京発)
③日本→ソウル→カリボ(約3.4万円 ※東京発)

今回の検索結果では、①と③の値段差は約2万円になりました。

次に考えたいのは、スケジュールを組む上で最も重要な、到着時間帯の差についてです。実は、カティクラン行きの多くの便が午前中到着、カリボ行きのほぼ全ての便が夜間到着、という明確な差があります。

具体的なスケジュールの例をお見せしましょう。

東京→マニラ→カティクラン
(セブパシフィック航空)
東京→ソウル→カリボ
(イースター航空+エアアジア航空)
1日目 20:35 東京・成田発
2日目 01:10 フィリピン・マニラ着
(マニラで一泊)
2日目 08:10 フィリピン・マニラ発
2日目 09:30 フィリピン・カティクラン着
2日目 午前中 船乗り場まで移動(所要時間5分)
2日目 午前中 船でボラカイ島へ
1日目 11:50 東京・成田発
1日目 14:30 韓国・インチョン着
1日目 16:55 韓国・インチョン発
1日目 20:20 フィリピン・カリボ着
(ホテル宿泊)
2日目 午前中 船乗り場まで移動(所要時間1.5~2時間)
2日目 午前中 船でボラカイ島へ
一見すると、マニラで一泊するのか、カリボで一泊するのか、だけの違いに見えますが、カティクラン行きのスケジュールでは、日本を夜に出発するため、その日の仕事を休まなくてもいい(最悪、早退でOK)というアドバンテージがあります。
たとえば4日間の旅行をする場合、カティクラン行きのルートで必要な休みは実質的に3日間ですが、カリボ行きのルートで必要な休みは4日間なのです。
さらに、カティクランからの帰路は同日中の夜到着ですが、カリボからの帰路は翌日の朝到着のため、ここでも1日多く休み(または遅出)が必要になります。
こういったことから、スケジュール効率を考えるとカティクラン行きが最もおすすめです。値段を重視するならカリボ行きがおすすめです。

マニラで一泊する時のおすすめホテル

乗り継ぎでマニラで一晩過ごす必要がある場合の選択肢は2つあります。

①ホテルに宿泊
②空港で雑魚寝

気合いの入ったバックパッカーは空港内で堂々と寝袋で寝ていますが、通常はちゃんとしたホテルで泊まりたいはず。そこで、翌朝カティクラン行きの便に乗るまでの間、泊まるためのおすすめホテルを紹介します。

ベルモント ホテル マニラ(Belmont Hotel Manila)


出典:Booking.com

乗り継ぎで泊まるだけの場合は、個人的には実質このホテル一択です。

空港から劇的に近く、特にカティクラン行きの便が出るターミナル3にほぼ直結しています。

行き方
①ターミナル3の到着ゲートから空港内のエレベーターで4階に上がる。
②フードコートの先に「Runway Manila」(屋内の歩道橋)があるので渡る。
③突き当たりのエレベーターで1階に降り、外に出る。※外から入ってくる人はセキュリティチェック有
④目の前にベルモントホテルマニラ。

マニラは割と犯罪の少なくない都市なので、マニラで泊まることに抵抗のある人もいるかもしれませんが、この近さなら問題なしです。

値段は、大人2人(子供12歳以下は含まない)で1泊1万円ぐらいの目安です。

マニラには1泊3千円ぐらいのホテルもあるので安く済またい方には不向きですが、夜に到着しても安心できる近さと安全性、24時間フロント、朝起きてサクッと空港に行ける近さ、この利便性に勝てるホテルは他にありません。

オカダ マニラ(Okada Manila)


出典:Booking.com

乗り継ぎで翌朝空港に向かう日程の場合は、先に説明した通り「ベルモントホテル マニラ」一択ですが、もしマニラに数日滞在するのであれば、カジノのあるホテルがおすすめです。

フィリピンではカジノ営業が許可されているのですが、残念ながらボラカイ島にはないため、マニラ滞在中にぜひカジノを楽しんでみて下さい。カジノが併設されているホテルの中でおすすめなのは、「オカダ マニラ」です。

名前の通り日本人実業家の岡田さんが建てたホテルで、値段は大人2人(+子供)で1泊あたり3万円~とお高めですが、超ハイグレードホテルですので納得いただけるはずです。

空港には何時間前に行けばいい?

国際線は空港に3時間前到着を、国内線は空港に2時間前到着を目安にしておきましょう。以下の記事で詳しく説明していますのでご一読下さい。

現地の空港到着後の流れ

現地の空港に着いた後は船に乗ってボラカイ島に向かいますが、その際の選択肢は3つあります。

①自力でフェリーorボートに乗る。
②到着後にホテルまでの移動パッケージを頼む。
③ホテルに送迎を頼んでおく。

それぞれ説明していきます。

①自力でフェリーorボートに乗る

とにかく安く済ませたい方は、自力でホテルまでたどり着く必要があります。

具体的には以下の3ステップを自分で手配する必要があります。

・飛行機から船乗り場までトライシクルで移動(カリボ空港の場合はバスまたはバンで移動)。
・フェリーまたはボートでボラカイ島に渡る。
・トライシクルまたはバンでホテルへ移動。

料金は全部で800円~1,000円ぐらいが目安です。(カティクラン空港からの場合)

旅慣れている人であれば苦ではないと思いますが、海外旅行に慣れていない方、英語が苦手な方にはおすすめしません。

②到着後にホテルまでの移動パッケージを頼む

実は、①でやらないといけない3ステップの全てをパッケージになったものがあります。カティクラン空港やカリボ空港の到着ロビーで受付しているので、いちいちチケット買ったりするのが面倒な人はこれでもOKです。

自力で手配するつもりだったけど、いざ現地に着いてみたら急に面倒くさくなってきた…というのは旅のあるあるです。

料金は1,200円ぐらいが目安です。(カティクラン空港からの場合)

③ホテルに送迎を頼んでおく

宿泊するホテルに送迎サービスがある場合、あらかじめこれを頼むことで利用できます。送迎無料のホテルと送迎が有料サービスのホテルがありますので、詳しくは宿泊予定のホテルにお尋ね下さい。

有料の場合の金額はホテルによりますが、1,500円ぐらいが目安です。(カティクラン空港からの場合)

②のパッケージは、各サービスをまとめて買っただけに過ぎませんが、ホテルの送迎の場合は名簿を持ったスタッフが確認と取りながら、すべて案内してくれます。荷物も持ってくれますので、ただ案内されるがままに歩いてついていけばいいだけの、超楽ちんスタイルです。

個人的にはこれが一番おすすめです。
金額差は数百円ですので、旅の移動で疲れているところに、無駄な体力と神経を使うのはもったいないです。その体力はビーチで使いましょう!

まとめ

今回のまとめは以下の通りです。この4つが分かっていれば、あなたもボラカイマスターです。

・ボラカイ島に行くには、カティクラン空港かカリボ空港行きの航空券が必要。
・「日本→マニラ→カティクラン」のルートが最も移動の負担が少なく、おすすめ。
・乗り継ぎのためにマニラで一泊するなら「ベルモントホテルマニラ」で決まり。
・現地に着いてからの移動は、ホテルの送迎サービス利用するのがおすすめ。

 

以上、日本からボラカイ島への行き方と、おすすめルートやホテルの紹介でした!

航空券の個人手配に抵抗がある方は、ネットの比較サイトから予約してしまうのもアリですよ。
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