この記事ではこんなお悩みを解決します
・やりたいことはあるはずなのに、スマホを見てたら知らぬ間に一日終わっていた。
・「やる気なんてない。まず行動。」って言われても、動けない。
・バリバリ動いてどんどん実現していく人を見ると劣等感を感じる。
モニー(@coach_monie)です。普段は会社内でコーチをやりながら、副業として個人向けコーチも行っています。上記の悩みを解決する記事を書きました。
行動したい気持ちはあるけど、なかなかやる気が出ない。
まず行動と言われるけど、その行動ができない。
確かにそういう時はありますね。でもそれはとても自然なことですよ。
やる気スイッチはどこにある?
いきなり結論ですが、残念ながらやる気スイッチは存在しません。
まず最初に知ってほしいのは、そもそもやる気は出そうと思って出るものではなく、特定の状態において自然に湧いてくるもので、意図的に操作できるものではありません。
具体的には、ワクワク、ウキウキするような未来を思い描いた時、もしくはとんでもなく最悪な事態に陥った時などに「こうしたい!」「こうしなきゃ!」といったエネルギーとパワーで行動が促されます。これがやる気の正体です。
たとえば、コロナウイルスのような世の中を一変させる”出来事”があった時、これまでの生活(現状)とかけ離れた別の状況が現れます。
この時、もとの生活に戻すために必死で情報を集めたり、不安に駆られて行動をするエネルギーが働きます。
もしくは、長年の夢だった世界一周旅行に行こうと心に誓った時、これまでの生活(現状)とかけ離れた別のイメージが現れます。
この時、費用はいくらかかるかな?と情報収集したり、バッグパックを探したいなとお店に出向いたり、具体的な行動をするエネルギーが働きます。
エネルギーが働くポイント
とても大事なところなので強調して言います。
人のエネルギーは、本当に実現したいもの、本当に守りたいものに働きます。
人間の心臓は24時間休みなく血液を身体に送りつづけています。これは生命を維持するために重要なこととして無意識レベルで動いているものです。
しかし頭(意識)で考えたことは、本当の意味で重要ではない場合があります。
頭で重要だと思い込んでいるだけで、本当はそれほど望んでいないこと。もしくは本当は重要ではないのに、優先度を高くしていることがあります。
なぜでしょうか?
多くの場合、それはこれまであなたが人生で経験してきたことの積み重ねによるものです。
自分が望むか望まないかに関わらず、親の教育方針に沿って育ち、一緒のクラスになった友達と遊ぶ、といった流れの中で経験を得てきました。
親が時間に厳しい人であれば「時間を守るのは当たり前」といった価値観を持ったり、友達が情に厚い人ばかりであれば「強い絆を求める」人になるかもしれません。
経験をして価値観が作られます。その価値観を持った自分が、さらに新たな経験をして同じ価値観を強くしたり、別の価値観を持つようになったりします。
つまり人それぞれが持つ価値観というのは、自分自身で作るものというより、他者や社会の影響(外部刺激)を受けて作れられるものと言えます。
「社会人として立派であること」と「自分が本当に生きたい姿」が完全に一致するとは限りません。
人前で感情をあらわにしないことが、本当の自分とは限らないわけです。
行動できない=悪じゃない
行動したい気持ちはあるけど、なかなかやる気が出ない。行動ができない。そんな状態は決して悪いものではありません。
「行動できる人」「行動できない人」と、はっきり2つに分けてしまいがちですが、そうではありません。
行動できない状態から出発して、行動できる状態にたどり着くまでに、いくつもの階段があるのです。
階段を上り切っていないだけで、今はゴールに向かう途中。
つまりその場から動いていないわけではなくて、階段は上っています。しかしゴールにたどり着いていないだけなのです。
少なからず、この記事を読み進めている時点で一歩踏み出していることは明らかです。
でも、すぐに行動できる時と、いつまで経っても行動できない時がありますよね。
その違いは何でしょうか。
やる気を出す方法≒本当の願いは何か
いつまで経っても行動できない時、そこには訳があります。
今やろうとしていることが、本当に行きたい場所につながっているか?
このことについて、しっかり自分で考えられているかどうかがとても大事です。
たとえば、ハワイ旅行に行きたいとします。
ハワイの景色や開放感、美味しい食べ物や楽しいアトラクション、それらを想像するだけでワクワクするとしたら、そのために必要な旅行の準備はそれほど苦にならないはずです。
ガイドブックを買って調べものをしたり、パスポートの更新手続きをしたり、旅行資金を貯めるために節約生活をしたり。
それらの1つ1つはただの作業ですが、その先に本当にほしい未来があるとすれば、階段は無理なく上れます。
これが本当に行きたい場所であり、「行動できる状態」にすぐたどり着ける理由です。
一方で、たとえば転職したいとします。
あたらしい会社の雰囲気、仕事内容、職場の人間関係、それらを想像してみたものの、いまいちピンと来ないとします。ワクワクというより「うまくやっていけるかな」そんな不安の方が大きかったとしたらどうでしょうか。
履歴書を書くことも、面接を受けることも、WEBで情報を集めることすら腰が重く感じるかもしれません。
これは「転職」が悪いのではありません。「なぜ転職したいのか」「どんな会社に転職したいのか」が理解できていない状態なのです。
こんな時は、まず自分と向き合って、心の声を聴く必要があります。
転職の場合であればキャリアコンサルタントの人と話したり、人生のことであればコーチングを受けたりすることも1つの方法です。
1人でもできるセルフコーチング
お金もかからず、1人で自分と向き合う方法があります。
通常コーチングはコーチと2人で対話を行いますが、1人で自問自答するセルフコーチングも効果的です。まずはこれをやってみるといいでしょう。
たとえば、こんな質問に対して答えを紙に書き出してみて下さい。
①時間があったら何やりたい?
②お金があったら何やりたい?
③社会人になる前、やってて楽しかったこと
④社会に対する不満
⑤尊敬する人とその印象的なエピソード
答えはいくつあっても構いません。
一通り書き出してみたあとで、答えを眺めてみて、感じたことをまた紙に書いてみて下さい。
スマホに入力してもいいですが、紙に書く方が頭が働きやすいのでおすすめです。
文字にすることで自分の考えを俯瞰できるようになります。
やりたいと思っていること。いいなと思っていること。
それらが分かったあとで、それでもなお、そうしようとしない(そうできない)理由がどこにあるのか?
そこに行動できない真の理由が隠れています。
自分を観察していけば、誰にでも「本当にやりたいこと」「ありたい姿」はあります。今はそれが見えない状態になっているだけです。
これまでの人生で積み重ねてきた「こうしなきゃ」「こうあるべき」の瓦礫に埋もれているだけで、あなたに見つけてもらうのをずっと待っています。
ぜひ見つけてあげて下さい。
\セルフコーチングをもっと詳しく/
まとめ
・やる気は操作できない。自然に湧くもの。
・エネルギーは、本当に実現したいもの、本当に守りたいものに働く。
・行動できないことは悪じゃない。階段を上っている途中。
・自分の人生の、本当の願いは何か?心の声を聴こう。
・まずはセルフコーチングがおすすめ。
何をやるにしても、自分を知ることがとても大事です。
大きな目標を立てる必要もありません。すぐ出来そうなことからまず一歩踏み出してみましょう。
ハードルは低ければ低いほどいいのです!
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