ウユニ塩湖旅行、無事に帰ってこられるかな…
行ってからより、着くまでが心配。
出発前に旅行の流れを知っておきたい。
考えるだけでワクワクが止まらないウユニ塩湖への旅行。
しかし未知なる南米への旅、出発まで不安は尽きません。
世界一周旅行で一度訪れていた私ですら、新婚旅行で日本から出発する時は不安だらけでした。いま振り返ってみると、旅行全体の流れが把握できていないことが大きな原因だったと感じます。
何が起こるかが分かっていれば、怖がるようなことはありません。
今回は私の経験に基づいて、以下のポイントを解説します。
・実際の旅行がどんな流れで進んでいくのか
・それぞれの行程で気を付けておいた方が良いポイント
この記事を読み終わるころには、ウユニ塩湖旅行の全体像を理解し、より具体的な計画ができるようになるはずです。
私自身、もしこれが事前に分かっていたら、もっと気楽に旅行できたのにと思います。
なぜ誰も書いてくれなかった!
国際線は出発の3時間前までに空港へ
いきなりめちゃくちゃ重要なことを言います。
国際線搭乗の際には、出発時刻の3時間前に空港に到着がおすすめです。
これは、特に海外旅行経験があまりない方に、まず絶対に押さえておきたいことです。
ボリビア・ウユニに限らず、全世界どこに行く場合でも通用します。
こちらの記事に詳しく書いていますので、ぜひ一度読んでみて下さい。
\全員知っておいて損はない内容です/
搭乗前にやっておきたいこと
ボリビア・ウユニに向かうためには、ほとんどの場合、まず日本からアメリカ行きの便に乗ります。日本から一番近いロサンゼルスでも10時間弱、ニューヨークなら13~14時間近くかかる長旅です。
必要なものは機内持ち込みバッグに入れておく
ダイアモックス
高山病の予防薬「ダイアモックス」をお持ちの場合は、高地に到着する24時間前から服用するよう指示されると思います。
高地(ラパス)に到着する日時から逆算して24時間前が飛行機の中なら、機内に持ち込むようにしておきましょう。
厚手の靴下とパーカー(何か羽織るもの)
機内は意外とエアコンが効いていたりします。
人によって感じ方は違うでしょうから、自分に合わせて温度調整はしてもらえません。
寒くて寝られないといったことがないように、近くに置いておくと良いです。
マスク
風邪予防などの使い捨てのマスクは持っていきましょう。
機内は乾燥しやすく、マスクがあると緩和できます。
基本的に、いかに機内で寝やすい環境を整えられるかという視点で持ち込むものを考えましょう。
スマホの充電ケーブル
たいてい、太平洋をまたぐような長い航路の便では席にTVモニターがついていて、映画が鑑賞できます。
もちろんスマホでオフラインのゲームや音楽などを楽しむことができますが、連続使用していると充電が無くなりがちです。モニターの周辺にUSB端子がついているので、スマホの充電を切らさないように、充電しながら使うといいでしょう。
アメリカに着いてからもスマホで調べたいことが出てきますので、充電できる時にしっかり充電しておくことをおすすめします。
ボールペン
意外と盲点なのがこれです。
機内では、比較的早いタイミングで入国審査カードなどが配られます。
この時に手元にボールペンがあれば、ささっと書いて、あとはぐっすり寝るだけです。
しかし、ボールペンがない場合は、
・隣の人が書き終わるのを待ってから貸してもらう。
・CAさんにお願いして借りる。
ということになります。
タイミングが悪いと機内が消灯の時間になってしまったりします。暗く見づらいので読書灯をつけて書いていると、隣の人から眩しそうな顔をされたりして、肩身が狭いです。
もし入国審査カードの書き方に不安がある人は、ガイドブックの入国審査カード記入方法のページを参照すると良いでしょう。
ちなみに配られた入国審査カードの項目が英語の場合、CAさんに日本語版がないか聞いてみましょう。日本とアメリカを行き来する便なら、入国審査カードは日本語版も用意されていることが多いです。
最低限の米ドルを用意
搭乗の前に、現金で米ドルを用意しておきましょう。
基本的には現地のATMでキャッシングすればOKなのですが、万が一に備えて現金で持っておくと安心できます。日本円を持っていても南米では両替できませんので、世界中で両替可能な米ドルをおすすめします。
あくまでも保険として持っておくだけなので目安は特にありませんが、私は海外に行く時は毎回300ドル程度現金で持ちます。
両替の際に、何ドル札を何枚必要か?と聞かれますので、20ドル札、5ドル札、1ドル札で構成すると良いでしょう。もしアメリカで1泊するようなスケジュールであれば、1ドル札はアメリカのホテルでチップを払うのに使えます。100ドル札は使えない(お店が受け入れてくれない)ことも多いので避けた方が良いです。
アメリカ到着後の流れ
入国審査
↓
預け荷物受け取り
↓
税関
↓
荷物(再)預け
↓
到着ロビーから出発ロビーへ
↓
チェックイン・保安検査
↓
搭乗ゲートへ
入国審査
アメリカは、ボリビアに行くための経由地でしかありませんが、日本からアメリカに到着した際に入国審査を受けます。たとえば、成田→ロサンゼルス→マイアミ→ラパスという乗り継ぎであれば、ロサンゼルス空港で入国審査を受けます。
アメリカの大きな空港での入国審査は時間がかかることが多く、普通に1時間以上待たされることもあります。
乗り継ぎの時間に余裕がない場合は、到着前に機内でトイレを済ませておき、到着後すぐに入国審査場に向かいましょう。
預け荷物受け取り
入国審査を無事にパスすると、次に預け荷物を一度受け取ります。到着地で荷物を取る時と同じ、回転寿司みたいなベルトコンベアのアレです。
税関
荷物を持って、税関申告を通過します。
税関申告カードを書いていなかったり、漏れがあったりするとモタついてまた時間がかかります。あと怪しい点があると、取り調べスペースに回されて、さらに待たされます。
▶ 知っておくと助かる
私の場合は、機内でCAの方に「ご家族の方は1枚だけの記入で大丈夫です」と念押しされたの鵜呑みにして、1枚しか記入しなかったところ、検査官に「何で1枚しかないんだ?」と突っ込まれ、取り調べスペースに回されました。妻のパスポートが旧姓のままだったので家族扱いにならなかったのではないかと思います。ここで1時間ぐらい待たされて、非常に焦りました。
荷物(再)預け
税関を抜けると、先ほどベルトコンベアから引きあげた預け荷物を、改めて預ける場所を通るはずです。バッゲージドロップ(Baggage drop)の表示が見えたら、そこです。
○○航空はこちら、△△航空はこちら、みたいな表示があるので、それを見て係員に預けます。荷物を預けたら、到着ロビーに出ます。これで一度完全にアメリカに入国した形となります。
到着ロビーから出発ロビーへ
到着ロビーから出発ロビーへ向かいます。
到着ロビーと出発ロビーは階が違ったり、建物の反対側だったりと、結構遠いこともありますのでご注意下さい。
チェックイン・保安検査
出発ロビーに着いたら、搭乗する便の航空会社のカウンターに向かいます。
チケットとパスポートを見せてチェックインしましょう。
航空会社が同じならすでにチェックインしているはずですが、不安な人は一応カウンターにはチェックインできているか確認した方がいいです。それから、保安検査場を通ります。ちなみにアメリカでは靴まで脱いで検査されます。
搭乗ゲートへ
保安検査場を抜けたら、自分の搭乗ゲートに向かって、あとは待機するだけです。
ここまで来れば一安心。
搭乗ゲートの周りには充電コーナーがあるはずなので、そこでスマホの充電などもやっておきましょう。
アメリカ乗り換え2回目の空港での流れ
たとえば、成田→ロサンゼルス→マイアミ→ラパスという乗り継ぎであれば、マイアミ空港での話です。
まず最初に把握していただきたいのは、ロサンゼルスからマイアミへの便は国内線だということです。よって、マイアミ到着時には入国審査も税関申告もなく、荷物を受け取りも、到着ロビーに出る必要もありません。
この例の場合は国内線から国際線への乗り継ぎになりますが、アメリカの場合は出国審査もありません。到着したら、空港内の地図や案内表示にしたがって国際線の出発ゲートに移動します。
あとは、搭乗ゲートで待つだけです。スマホを充電できそうなら、ここでも充電しておきましょう。
▶ 知っておくと助かる
アメリカでの乗り換えの際に、何か食べたい、飲みたい、買いたいということもあります。事前にアメリカドルを準備していればそれを崩して使うのも悪くないですが最終的に小銭が余ってしまうのでスマートではないです。外貨の小銭は日本円への両替ができないので、たとえ2~3ドルの買い物でも、クレジットカードで買い物することをおすすめします。
ラパス到着後の流れ
入国審査
↓
預け荷物受け取り
↓
税関
↓
到着ロビーから出発ロビーへ
(or 到着ロビーから市内へ移動して宿泊したのち、出発ロビーへ)
↓
現地通貨の確保
↓
チェックイン・保安検査
↓
搭乗ゲートへ
入国審査~出発ロビーへ
ラパス空港に到着するのは、おそらく早朝だと思います。
到着したら入国審査を済ませて、荷物を取り、税関を抜けて、到着ロビーに出ます。当日中にウユニまで別便で向かうなら、到着ロビーから出発ロビーに向かいます。
ラパスで宿泊する予定があるなら、到着ロビーからタクシーなどで市内へ移動して宿泊し、翌日以降に空港の出発ロビーに向かって下さい。
▶ 知っておくと助かる
ラパス空港は広くないので迷いませんが、もし迷ったら誰かに聞きましょう。ただし、空港であればまだ少しは英語が通じますが、基本的に南米に入ると急に英語が通じなくなり、スペイン語じゃないと聞くことができない場合もあります。「搭乗口はどこですか?」と聞きたい場合は、「Donde esta salida de embarque?(ドンデ エスタ サリーダ デ エンバルケ?)」でOKです。スペイン語の場合は、発音が日本語に近く、英語のような流暢さは必要ありません。思いっきり、カタカナをそのまま読むような発音で通じます。重要なワードとして「Donde?(ドンデ?)」=「どこ?」だけでも覚えておくと便利です。
現地通貨の確保
出発ロビーに着いたら、ATMでクレジットカードのキャッシングをし、現地通貨を引き出しましょう。ATMは複数台設置されていますが、どれでも良いので適当なATMを選んでお金をおろします。
現地で必要な金額は、旅のプランによるので何とも言えませんが、5万~7万ぐらいあれば大丈夫なはずです。ウユニの宿泊代とご飯代はそもそも安いので旅行者による差はそんなに出ませんが、塩湖のツアーにいくらかけるか次第で差が出てきます。
ちなみに私の場合は新婚旅行だったこともあって7万円ぐらいでした。少し多めです。
(サンセットツアー、サンライズツアー、フルデイツアーの計3回行ってすべて2人だけのプライベートツアーで組んでます)
このプライベートツアーを全て相乗りに変えれば、3万~5万円ぐらいでもいけるでしょう。
▶ 知っておくと助かる
必要以上に現金を引き出すと、余った時に両替できなくなって紙クズになることがありますのでご注意下さい。途上国では米ドルから現地通貨への換金は簡単ですが、逆に現地通貨を米ドルに戻してくれる両替所が非常に少なかったり、レートが悪かったりすることがあります。なるべく使い切れる額にしておきましょう。
搭乗ゲートへ
同日乗り換えの場合
搭乗便のカウンターがオープンするまで暇つぶしして下さい。空港内には大したお店がなく、小さなカフェスペースと美味しくないハンバーガー屋ぐらいしかありませんが、ハンバーガーを食べればWi-Fiが利用できます。
翌日乗り換えの場合
一度ラパスの中心地までタクシーかバスで向かい、宿泊して、翌日空港へ戻ってきて下さい。
搭乗便のカウンターでチェックインしたら保安検査場(2階)に向かいます。
保安検査場を抜けたら、搭乗ゲートで待つだけです。
▶ 知っておくと助かる
搭乗する時にチケットの裏?に預け荷物のシールが貼られます。これはウユニ空港到着後に荷物受け取りの際に必要となりますので、半券を受け取る際、シールがちゃんとついているか確認して下さい。Eチケット(プリントアウト)の場合は、紙をまるごと回収されてしまうことがあるので、シールだけ別で持っておいた方が安心です。
ウユニ空港に到着したら
ウユニ空港はとても小さい空港です。
飛行機が着陸したらタラップを降りて、そのまま歩いて空港に入ります。
到着ロビーも小さく、荷物受け取りのベルトコンベアもありません。出口まで20秒です。外に出ると本当に何もありません。ATMも確か無かったと思います。
ホテルにチェックインできたら第一関門クリアです。
▶ 知っておくと助かる
空港から定期的にアマソナス航空のバスが町へ出ていたりしますが、私の時はタクシーがポツンと1台だけ止まっていたので、そのタクシーで町に向かいました。タクシー代20ボリ(300円ぐらい)也。限界まで値下げしがちな「ボラれたくない症候群」の方もいますが、余計な時間と体力を消費する方がもったいないです。早くホテルに着いて身体を休めてツアーに備えましょう。
旅行代理店でツアーの予約
ウユニの町に着いて、まだ日が落ちていない時間なら当日中に(無理なら翌日)旅行代理店に向かいましょう。
旅行代理店はたくさんあるのでどこを選んでも良いです。日本人ならほぼ全員が行くホダカツアー(またはブリサツアー)が安心できると思います。ツアー内容は他の代理店と変わりませんが、日本人対応に慣れているというメリットがあります。
ホダカツアーの場所は、Hotel JuliaとHotel Avenidaの間。
ウユニ駅の斜め向かい。ウユニ駅を背にして、ファロビアリア通りを右に進むとすぐです。ほんとにすぐです。ダッシュで20秒ぐらい。だいたいこの辺です。
雨季なら店の前に日本人がたくさんいるなのですぐ分かると思います。英語かスペイン語で会話しなければなりませんが、まぁ大体身振り手振りで伝わります。向こうも慣れています。
基本は以下の3つ。
・フルデイツアー(たぶん10:30~19:00)
・サンセットツアー(たぶん16:00~22:00)
・サンライズツアー(たぶん3:00~8:00)
これらのツアーを2つ合体させたり、一泊にしたりと、お金さえ払えばどうにでもアレンジはできます。
とりあえずフルデイツアーとサンライズツアーを2回ずつ行くのがおすすめです。
現地のツアーガイドから聞いた話によると、午後は風が強くなりがちで、水面に波が立ちやすくなります。綺麗な鏡を見たいのであれば、サンセットツアーは微妙です。
また夜は風が強くなり雨がよく降るので、綺麗な星空の映り込みが見られるかは運次第となります。滞在中にサンライズツアーに2回行けるような組み方をしておくと安心できます。
プライベートツアーの人は、ツアーの時間を前倒し等、時間変更可です。
相乗りツアーの人は基本変更不可(他の人の都合があるので)。
相乗りツアーに乗っかりたい時は、店先に相乗り募集の貼り紙が複数貼ってあります。
ウユニ塩湖ツアー当日の流れ
集合は、予約した旅行代理店の前です。待っていると名前を呼ばれますので、応答すれば車の方に案内されます。
ツアーは以下の流れ。
車に乗り込む
↓
5分ぐらいでいったん停車
↓
長靴を借りる(サイズ・匂いともに早いもの勝ち。笑)
↓
1時間ぐらい悪路を走行
↓
ウユニ塩湖に到着 という流れ。
(フルデイツアーの場合は、先に列車の墓場等を回る)
持っていくもの(昼間)
・タオル
・水 1人2リットルぐらい
・個人的にはサンダル
・もちろんカメラ
・サングラス
・日焼け止め
・できれば帽子
持っていくもの(夜間)
・タオル
・水 1人500mlぐらい
・もちろんカメラ
・カメラ用三脚
・ペンライト(できればヘッドライト)
・上下とも真冬なみの防寒着
▶ 知っておくと助かる
南米のミネラルウォーターは炭酸入り(コン ガス)と炭酸なし(シン ガス)の2種類があります。たいていの人が欲しいのは炭酸なしだと思うので、買う時にお店の人に「シン ガス?」と聞いて確認しておくと安心です。
ツアーが終わったら旅行代理店の前か、泊まっているホテルの前で解散です。
▶ 知っておくと助かる
ツアーの終わりの時間帯は、どこの旅行代理店のお客も同じです。その全員がホテルで一斉にシャワーを浴びるので、各個室のシャワーの水圧が下がりまくりだし、温度もぬるくなります。場合によってはほぼ水です。どうしても熱いシャワーを浴びたい場合は、誰よりも先にホテルに戻って速攻でシャワーの蛇口をひねりましょう。
クリーニング屋を利用しよう
ウユニ塩湖ツアーから帰ってくると服が塩まみれになります。
ホテルで手洗いしてもいいですけど、安いし楽だし、クリーニング屋がおすすめですよ。重さで値段が決まりますが、2人分で600円とか、そんなもんです。
スペイン語でクリーニング屋は「Lavanderia(ラバンデリア)」と言って、近いところで言うと、ホダカツアーのあるフェロビアリア通りをもう少し奥(駅と反対方向)に進むと左手にあります。ホダカツアーから歩いて5分未満ぐらいの距離。
だいたいこの辺です。
Wi-Fiが繋がらない時の対処法
ホテルのWi-Fiが繋がらない時は、ホテルの受付の人にで「Wi-Fiが繋がらない」と訴えましょう。
繋がらなくなるのは珍しくなくて、受付に言うと、だいたい機械(ルーター)を再起動してくれるので、5分ぐらいで繋がるようになりますが、宿泊者のほとんどがWi-Fiを使うので、基本的にキャパオーバーになりやすく、接続は不安定になりがちです。
どうしても安定した回線でネットがしたい、腰を落ち着けて調べ物がしたいという場合はネットカフェへ。高速だし、利用人数も少ないので快適です。
ただし、ネットカフェ(有線のみ)はたくさんあるのに、Wi-Fiのあるネットカフェが意外と少ないのでご注意を。
近いところで言えば、ウユニ駅からアルセ広場を抜けて、右折してすぐ左手にあります。たしかWi-Fiの看板が出ていたはず。値段は、確か1時間200円とか300円とかだったはずです。
だいたいこの辺です。
ウユニの町での食事
ウユニは絶景こそあれ、南米最貧国ボリビアの田舎町です。
基本的には食事に期待しない方がいいです。
大外れだけは避けたいという人は、ピザやパスタなどのイタリアンのお店がおすすめです。
駅前のアルセ広場周辺だけでもそこそこお店があって食事には困りません。ただし、味は日本のスーパーで売ってる300円のピザをトーストしたようなレベル。まぁいける。ボリビアという土地を考えれば、文句は言えないでしょう。
▶ 知っておくと助かる
これは特に途上国で食事を時に覚えておいてほしいことですが、レストラン選びはメニューじゃなく、とにかくお客さんが入っているところを選ぶのが重要です。もちろん「人気がある=美味しい」という期待もあるのですが、それ以上に「お客が回転している=食材が回転している」ということです。食材が回転しているお店は、食材が腐る可能性が低い。お店の衛生状態にもよるので絶対的な基準にはなりませんが、他にヒントがない中でこれだけは信頼できる情報です。
ちなみにちょっと歩くけど、美味しいピザが食べたい人はこちらへ。
ホテルトニートの中のレストラン「Minuteman Pizza」。
ウユニ滞在中にお金がなくなってきたら?
空港で下ろした現金が底をついてきたら、町のATMでお金を下ろしましょう。銀行はウユニの街中にもそこそこありますのでご心配なく。
スペイン語で「Banco」がBank(銀行)のこと。たとえばBanco Union(バンコ ウニオン)は、Union Bank(ユニオン銀行)のこと。
アマゾネス航空の帰りの便のリコンファーム
ウユニとお別れする日が近づいてきたら、帰りの便のリコンファームをしておきましょう。
リコンファームとは「再確認」の意味であり、「搭乗の意思表示を改めてすること」です。
アマゾネス航空のオフィスは、ウユニの町にあります。場所は中心地から歩いてすぐ。アルセ広場を抜けて、ルタ・ナシオナル5を左折したらすぐ。
予約完了のEメールをプリントアウトしておいたものを見せて、「リコンファーム、プリーズ」でOK。オフィスの人は英語が喋れます。
場所はだいたいこの辺です。心配しなくてもすぐ見つかります。
Amaszonas – Headquarters
Phone: (591) 2-6933333
Address: Av. Potosí s/n entre Av. Arce y calle Bolivar
Potosí – Bolivia
ボリビア出国の前に
ウユニを去る日に向けて、まず考えておかねばならないのは手持ちの現金の使い道。現地通貨(ボリビアーノ)が余っても処理のしようがないので、きっちり使い切るように計画立てておきましょう。
ウユニのホテルから空港まではアマゾナスのオフィスから出ているミニバスか、タクシーかの二択です。バスだと1人100円ぐらい。タクシーだと1台300円ぐらい。
バスで行くなら、アマゾナスのオフィスでリコンファームする時にバスの出発時間を聞いておきましょう。
タクシーでも良いって人は、ホテルの受付からタクシーを呼んでもらいましょう。
▶ 知っておくと助かる
「タクシー呼んでもらえますか?」は何て言う?
英語:「Can you call a taxi?」(キャン ユー コール ア タクシー?)
スペイン語:「Puede llamar taxi?」(プエデ ジャマール タクシ?)
ウユニ空港に着いてからのあれこれ
ウユニからラパスまでの便は国内線なので、出発時刻の1時間前に到着するぐらいでも大丈夫です。ただ!海外では色んなことが信用できないので、ウユニ空港には2時間前の到着を目標にしておきましょう。
ただしウユニ空港の中は非常に狭く、やることは何もありません。
2時間前に着いてもカウンターすら開いておらず、早めに行動したことを後悔するかもしれません。辛抱強く待ちましょう。
チェックインの受付が開始されたら、Eチケットとパスポートをカウンターに提出します。
チェックインが完了したら、「隣のインフォメーションカウンターに行って、空港税払え。」的なことを言われます。ロビーの中央にカウンターがあるので、そこで支払いを済ませておきましょう。
支払いが済むとスタンプをもらえます。これが無いと保安検査場に進むことができません。保安検査場にはすぐに入らせてもらえないので、ここでまたしばらく時間つぶしが必要です。
▶ 知っておくと助かる
一階のロビーは暑いしハエも多いので、二階のカフェスペースみたいな場所がおすすめです。フードコートにある共用のテーブルとイスみたいなものが置いてあり、端っこに小さなキヨスクみたいな店があります。何かを注文しないと座れない場所ではないと思いますが、かといって何も注文しないのも悪いのかな?みたいな空気も3%ぐらい漂っています。
ラパス空港に着いてからのあれこれ
ラパス空港に着いて、同日中にマイアミに飛べる便はおそらく無いと思います。
この場合は、空港内の椅子で寝るか、ラパスの町のホテルで寝るかの二択です。普通の人はホテルで寝ると思いますので、ラパスの中心地に向かいます。
移動手段としては、以下の3種類があります。
・普通のバス
・乗り合いタクシー
・普通のタクシー
確実性を求めるなら普通のタクシーを。
そして、タクシーに乗る前に必ず値段を聞いておくこと。
勘違いしてほしくないのは、一円でも安いタクシーを掴まえるためではありません。(そもそも現地の適正相場がどの程度なのかは私たちには判断不可能です)
ではなぜ乗車前に値段を聞くかというと、支払う値段を予め口約束させるためです。
ですので事前に、どのぐらいの範囲の金額だったら乗ってもいいか、頭の中で決めておくといいです。こうすると少なくとも、到着した段階になって法外な値段を吹っ掛けられにくくなります。
また値段を聞いて高いと思えば、乗らなければ良いだけです。近くにいる別のドライバーにもどんどん聞いてみましょう。
タクシーに乗ったら、行き先を伝えなければなりません。しかし、ホテル名を言っても運転手は知らないことが多いです(乗車前に確認すると知ってる振りをします)。
▶ 知っておくと助かる
あらかじめホテルの名前、住所、電話番号をメモ紙に書いておき、それを運転手に渡すとスムーズです。(メモ紙がそのまま戻ってこないこともありますので、それらの情報はスマホや他のノートにも残しておきましょう。)
ホテルに到着したらチェックインして、翌朝のタクシーを予約してもらうよう、フロントに伝えておきましょう。夜中になるとフロント不在の宿もあると思いますので早めに済ませましょう。
翌朝、タクシーで空港に向かいます。朝は道が混んでないので、かかる時間は30分強ぐらいです。国際線ですので、空港には3時間前到着を目安に出発をおすすめします。
▶ 知っておくと助かる
タクシーで空港に向かう途中、運転手から「ナシオナル? オ インテルナシオナル?」と聞かれる場合があります。文字に書き起こすと暗号みたいに見えますが、英語に訳すと「National? or International?」、日本語に訳すと「国内線?それとも国際線?」を聞かれています。ここではラパスからアメリカに向かう便に乗る予定だと思いますので、「インテルナシオナル(国際線だよ)」と答えて下さい。
到着したら搭乗便のカウンターが開くのを待ってチェックインします。アメリカン航空であれば、空港カウンターの右端に自動チェックイン機もあります。自動チェックイン機は日本語にも対応しており、わりと操作は簡単です。
あとは保安検査場に進み、出国手続きして、待合室へ。このタイミングでお土産を!をと思うのですが、期待するようなお土産屋はありません。コーヒーでも飲んで過ごしましょう。
アメリカ~日本帰国へ
ラパスからアメリカ(おそらくほとんどの人がマイアミ)に着いたら、往路の時と同じ手順になります。
アメリカに入国する最初の空港での手順と同じですね。
入国審査
↓
預け荷物受け取り
↓
税関
↓
荷物(再)預け
↓
到着ロビーから出発ロビーへ
↓
チェックイン・保安検査
↓
搭乗ゲートへ
アメリカに入ってしまえば、英語も通じるしクレジットカードも使えるし、不安材料が減るのであとは楽なものです。
また太平洋をまたぐ便では、JALやANAの共同運航便も多いので日本食が出ることも少なくありません。日本のすばらしさを再発見する帰り道になるでしょう。
お疲れさまでした!
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